センコーと福山通運は5月30日より、センコーの中継輸送専用施設「TSUNAGU STATION 浜松」を活用した企業の枠を超えた共同中継輸送を開始しした。
<動画 センコー・福山通運 TSUNAGU STATION浜松でのドッキング>
センコーは西日本向け、福山通運は東日本向けの貨物を多く担っている。こうした地域特性を相互に補完し合い、効率的な運行体制の構築を目指して、両社の業務提携を行ったもの。
取り組みでは、センコーのトレーラーシャーシを両社で共有し、「TSUNAGU STATION 浜松」を中継拠点としてトレーラー・トラクター方式による貨物のドッキングを実施する。センコーは神奈川発、福山通運は大阪発の貨物を浜松で交換しUターンすることで、輸送の効率を高める。
これにより週5日の安定的な幹線輸送を実施し、輸送力不足といった物流業界が直面する課題への対応が期待される。また、両社の長距離輸送における1人2日運行の撤廃が可能となり、労働環境の改善および遵法運行の遂行、ドライバー不足の解消に寄与することができる。
今後は、両社が進める「ダブル連結トラック」の活用も視野に入れた取り組みを展開し、さらなる効率化を進める予定だ。
センコーと福山通運は、物流業界における課題を解決すべく今後も協業を続け、持続可能な物流ネットワークを構築し、物流業界全体の成長に貢献していくとしている。
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