川崎汽船は6月19日、ノルウェー・オスロで、Northern Lights社向け新造液化CO2船「NORTHEN PATHFINDER（ノーザン パスファインダー）」の命名式が行われたと発表した。
世界初の本格的な二酸化炭素回収貯留（CCS）バリューチェーンプロジェクトに従事する本船は、ロンドンを拠点とする川崎汽船の子会社“K”LINE ENERGY SHIPPING（UK）が船舶管理を引き受けたもの。
ノルウェーのCO2回収施設から、同国西部のオイガーデンにあるNorthern Lights社の受入基地まで、液化CO2を輸送する。
＜左からHroar Skofteby「NORTHEN PATHFINDER」船長、Kari Nessa Nordtunノルウェー教育大臣 ※撮影＝Stine Østb＞
命名式は6月17日に開催。式典にはKari Nessa Nordtunノルウェー教育大臣、Northern Lights社のTim Heijn Managing Directorをはじめ、プロジェクト関係者や政府関係者が招待され、川崎汽船からは明珍幸一 取締役会長が出席した。
＜左から大西慶 川崎汽船執行役員、ノルウェー王室ホーコン皇太子 ※撮影＝Stine Østb＞
また2日間にわたり、Norwegian Ministry of Energy主催による「Longshipプロジェクト」の正式始動を祝う記念イベント「Longship Launch Event」が開催され、18日にはノルウェー王室・政府・プロジェクト関係者を本船へ迎えた。
川崎汽船／洋上で液化CO2を貯蔵・圧入、輸送船の共同開発でYinsonと覚書締結
