日本郵船は3月24日、洋上風力発電の作業員輸送事業を行っているNorthern Offshore Group AB社（NOG）がこのたび、洋上風力発電設備に人員や物資を輸送する作業船1隻をノルウェーの洋上風力関連会社Edda Wind A/S社から購入したと発表した。
＜購入船Northern Ocean＞
この作業船はSOV（Service Operation Vessel）と呼ばれる、洋上風力発電設備の建設や保守管理のために作業員や物資の輸送を行う大型船。NOG社は作業員輸送船（CTV）を60隻以上保有しているが、SOVの保有は初めて。
SOVは、多くの物資を輸送するための潤沢なスペースのほか、多くの人員が快適に過ごせる居住空間や安全に風車に移乗できる設備を備えている。NOGの船隊にSOVが加わることによって、洋上風力発電の建設段階や保守管理段階において人員・物資輸送をサポートする能力が強化され、信頼性が高く、効率的なサービスを提供することが可能になる。
■購入船概要
船名：Northern Ocean（旧船名「Mistral Enabler」）
全長：81m
幅：17m
最大乗船人員：60名
積載可能面積：350m2
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