川崎汽船/液化CO2輸送担う3番船の「お披露目見学会」を開催

2025年12月18日/IT・機器

川崎汽船は12月16・17日の2日間、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで、Northern Lights社向け新造液化CO2輸送船「NORTHERN PHOENIX(ノーザン フェニックス)」の「お披露目見学会」を開催した。

<NORTHERN PHOENIX>
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NORTHERN PHOENIXは、世界初の本格的な二酸化炭素回収貯留プロジェクトを担う「Northern Lights project」に従事する液化CO2輸送船の3番船で、ノルウェー国外の顧客から回収したCO2をノルウェー西部のオイガーデンにあるNorthern Lights社の受け入れ基地まで輸送する。

見学会には日本とノルウェーの関係者を含む来賓やメディアなど約150人を招待。川崎汽船からは明珍 幸一 会長と五十嵐 武宣 社長が出席し、Northern Lights projectを通じた持続可能な社会の実現に向けた決意を表明した。

<「お披露目会」の様子>
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NORTHERN PHOENIXは、大連船舶海洋工程で12月2日に竣工。

1番船「NORTHERN PIONEER(ノーザン パイオニア)」、2番船「NORTHERN PATHFINDER(ノーザン パスファインダー)」と同様に、ロンドンを拠点とする川崎汽船の子会社「“K” LINE Energy Shipping (UK)」が船舶管理を引き受け、液化CO2輸送に従事する。

■NORTHERN PHOENIXの概要
カーゴタンク容量:7500m3
全長:130m
船幅:21m
輸送条件:最大圧力19bar(g)・最低温度-35℃
主燃料:LNG
低炭素技術:ローターセール・空気潤滑システム

川崎汽船/Northern Lights社向け液化CO2船「ノーザンフェニックス」竣工

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