AZ-COM丸和ホールディングス（HD）とキャムコムは8月1日、「大規模災害時における相互協力協定」を締結した。
＜左からキャムコムの宮林利彦 代表取締役、AZ-COM丸和HDの和佐見勝 社長＞
丸和運輸機関、キャムコムグループの綜合キャリアオプション、バイトレ、ロジテックを含めた計6社で、 被災地への支援物資の輸送や輸送拠点における支援業務の相互連携を構築する。
具体的には、「大規模災害時の物流等に関する研修会」開催に取り組む。また、大規模災害発生時に支援業務を担う人材を、バイトレ、ロジテック、綜合キャリアオプションで募集する。支援業務の運営に関する共同研究プロジェクトも創設する。
AZ-COM丸和HDはこれまで、全国のパートナー企業の経営支援をしてきたネットワークを生かし、97自治体と協定を締結、被災地への支援物資を輸送する拠点の運営など行うこととしている。
ただ、大規模災害発生時は、物資拠点となる倉庫の手配や、各拠点で支援業務を行う人員の確保など、迅速な対応が課題となる。
両社の連携を強化すれば、キャムコムグループが物流企業に提供してきた人材確保、生産性管理システム、空き倉庫と荷主のマッチングなどのリソースを生かすことができ、物流や人材供給面のインフラを支えられるとの考えから、協定締結に至った。
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