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ロジクトロン/大型ドローンで荒川両岸のピストン輸送に成功

2023年02月07日/IT・機器

ロジクトロンは2月7日、国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所が主催して1月20日に行った緊急支援物資の運搬等の実証実験に協力し、55分間で荒川を渡河するルート(250m)を9往復、230kgの緊急支援物資のピストン輸送に成功したと発表した。

<実証実験の飛行空域>
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<実証実験の様子>
20230207logictron1 520x375 - ロジクトロン/大型ドローンで荒川両岸のピストン輸送に成功

実証実験では、荒川の両岸にオペレーターを配置し、自動航行、自動フック切り離し機構等を搭載したドローンにより、非常食や飲料水を輸送した。

機体は、ロジクトロンが所有する国内最大級のペイロード(最大積載量)55kgの「XYZ55」を使用。

実証実験当日は、10時30分に現地入りし、立入管理区画の設置をはじめとする各種準備後、12時から空荷でのテストフライトを実施。13時過ぎから本飛行を開始し、途中2回のバッテリー交換を行いながら、55分間で川幅250mの経路を9往復し、230kgの支援物資を予定通り運搬することに成功した。

また、同実証実験では、大型運搬用ドローン飛行時の騒音もあわせて計測。今回の最大重量である50kgの水を運搬する際、高度15mの機体直下で110db(自動車のクラクション程度)、25m地点で80db(走行中の電車内程度)を計測した。

<実証実験の動画>

■実証概要
目的:緊急用支援物資輸送、積載時騒音測定
実施日:1月20日
場所:荒川下流域 堀切緊急用船着場~墨田緊急用船着場間(250m)
運用方法:両岸2オペレーター、AB間自動航行、自動フック切り離し機構等
輸送物資:リゾット400g×25袋(11kg)×14箱、カップ麺78g×40個+水2L×10本(26kg)、水2L×24本(50kg)

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