ANAグループは2月15日、2023-2025年度ANAグループ中期経営戦略を発表した。
＜ターゲットエリア＞
この中で、事業戦略として、貨物事業の拡大によるエアライン事業の利益最大化を挙げている。そして、 国際貨物事業では、エリア間の供給量バランスの最適化に向けた旅客機とフレイター双方を活用する「コンビネーションキャリア」の強みを発揮。また、フレイターの成田発着路線への集約、成長するアジア=北米の輸送需要への大型フレイターの投入を図る。2025年度は生産量2019年度比約110％とする計画だ。
旅客機・フレイターの特性を活かした役割分担として、旅客機は小～中規模市場に多頻度運航、生鮮、医薬品、小口貨物などを輸送。フレイターは中～大規模市場で旅客便ネットワークを補完、大量、大型特殊貨物を輸送する計画となっている。
さらに、大口顧客との契約、複数年契約の締結、貨物上屋の集約、ハンドリング体制の一元化を挙げている。
