国土交通省と経済産業省は6月20日、物流分野での環境負荷低減、物流の生産性向上等持続可能な物流体系の構築に関し、顕著な功績のあった事業者を表彰するため、6月20日から8月19日まで、優良事業の募集を行うと発表した。
12月に実施予定の「グリーン物流パートナーシップ会議」において、表彰式を開催し、受賞者に、取組内容を紹介する。
グリーン物流パートナーシップ会議とは物流分野における環境負荷の低減、物流の生産性向上等持続可能な物流体系の構築に向けた荷主企業・物流事業者が連携した取組を普及促進するため2005年4月に設立され、2006年度より特に顕著な功績があった優良な取組に対して表彰を行っている。
なお、応募の資格等については、荷主と物流事業者など複数事業者、団体間のパートナーシップにより実施される物流の改善方策を通じ、CO2排出量削減等の環境負荷低減、物流の生産性向上等による持続可能な物流体系の構築を実現した取組(1か月以上の実績があるもの)を行った事業者を対象とする。
選考に当たっては、物流デジタル化や物流標準化の推進によるサプライチェーン全体の最適化、労働環境の改善(改正物流効率化法への対応を踏まえた取組等を含む)、商慣習の見直し、輸送モードの多様化による強靱な物流網構築等の視点も踏まえて総合的に評価する。
表彰体系は、大賞(大臣表彰)が、物流分野での環境負荷低減等実現し、他と比べて著しく顕著な功績のあった事業者に対しての大臣表彰。
部門賞(局長級表彰)は、総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)の3つの柱である「物流DX や標準化の推進によるサプライチェーン全体の徹底した最適化」、「労働力不足対策の推進と物流構造改革の推進」、「強靭で持続可能な物流ネットワークの構築」に即した取組について、それぞれ局長級表彰として「物流DX・標準化表彰」、「物流構造改革表彰」、「強靱・持続可能表彰」を行う。
特別賞(グリーン物流パートナーシップ会議特別賞)は、大臣表彰・局長級表彰に準ずる優れた取組、または特にユニークであると認められる取組を実施した事業者に対して、特別賞を行う。
■応募方法等
https://www.greenpartnership.jp/
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