日本郵船は12月17日、エイ・アイ・エスと共同で開発した船員向け労務管理システム「TRANS-Crew(トランスクルー)」で、船員の免許や資格、有効期限を一元的に管理する「資格管理・有効期限管理クラウドサービス」のグループ曳船会社への提供を開始した。
資格情報をクラウド上で一元管理し、更新期限のリマインド通知や履歴管理機能を実装することで、船舶運航会社、船舶管理会社、乗船者がリアルタイムで資格状況を把握できる仕組みを構築。船員一人ひとりの免許・資格・証明書・研修履歴をクラウドで一元的に管理し、資格の更新期限が近づいた際には、船員本人と管理担当者へ自動通知する。
船員が乗船して勤務する際には多種多様な免許、資格、証明書などを保持、更新していく必要があるため、安全運航を維持する上でこれらの管理は極めて重要だが、担当者による手作業や組織ごとの分散管理が一般的で、資格更新もれのリスクや管理負荷が課題となっていた。
日本郵船/独自の安全基準を進化させた「NAV9000 Plus」を策定
