日本郵船は12月17日、グループの運航船や船主、船舶管理会社を対象とした独自の安全基準「NAV9000」を進化させたNAV9000 Plus」を策定した。2026年4月から導入し、「伴走」と「共創」をテーマに対象者への丁寧なフォローアップを通じて、運航船舶の安全品質をさらに高める。
「NAV9000 Plus」では、「絶対に譲れない安全基準」を「NYK Golden Rule」として明文化し、全関係者が同じ価値観のもとで安全を追求。
アセスメント結果を細分化し、図解して示すことで弱みや強みを可視化するとともに、特性に合わせたフォローアップを実施する。
また、ドライバルク、自動車専用船、LNG船、タンカーの各部署「NAV9000 Plus」のコンセプトをよく理解したアンバサダーを任命し、船種ごとに手厚いフォローアップ体制を整備する。
さらに、船舶の管理形態に応じてグループ外の会社が管理を行う場合はアンバサダー制度を活用したフォローアップを行い、グループで管理を行う場合には会社内部へのアプローチを行うことで、最適なサポートを実現する。
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