アセンドは3月3日、新事業として「4PL(フォース・パーティ・ロジスティクス事業)」を新たに開始したことを発表した。
従来、荷主企業に代わり第三者の物流事業者が倉庫管理・輸送・在庫管理を受託する業態は「3PL」と定義され、3PLは物流の実行機能の中心を担ってきた。
今回新たにアセンドが参入する「4PL」では、上記に加え、サプライチェーン全体を見渡して最適化戦略を策定、複数の顧客を総合的にマネジメントする。
アセンドは創業から、行政・業界団体・荷主企業等を対象にコンサルティング事業を展開しており、業界全体へのルール提言とともに、DXについて普及啓発活動を進めマーケットの底上げを進めてきた。
こうした経緯から、DX戦略の策定や物流拠点計画の立案など、物流における計画系・上流工程の知見と実行力を蓄積しており、こうした部分を4PLでのマネジメントに活用する。
またアセンドは2025年12月、北海道を拠点に3PL事業やVMIサービスを展開するエイチ・エルを事業承継。
物流業界の構造的な課題を本質的に解決するには、運送事業者へのアプローチだけでは限界があることから、上流工程を含む課題解決のため、3PL機能やSCMノウハウを持つ企業をグループに迎えた形だ。
今後はエイチ・エルが保有する食品製造業を中心としたノウハウを水平展開、多くの用意基で4PL機能を担うことを目指す。
また、アセンドが開発・提供する運送事業者向け業務基幹システム「ロジックス」のデータ基盤を活用することにより、需給ひっ迫が続く輸送領域で設計・実手配の機能強化を進めていくとしている。
今回の4PL業務の開始について日下瑞貴 社長は、「4PL事業への進出は、ノウハウ・実行力・データ基盤を有する当社だからこそできる『実行力のある全体最適』への挑戦。荷主と運送事業者が相互に恩恵を享受できる、新しい物流のスタンダードを構築する」と述べている。
アセンド/運送業向けシステムに法令準拠・標準帳票発行機能を搭載

