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住友大阪セメント/セメントの海上輸送能力を増強

2011年10月06日/生産

住友大阪セメントは10月5日、海上輸送の安定化・増強のため、提携先の電気化学工業よりセメントタンカー1隻(青海丸、積高5,500トン、2008年3月就航)の専用船契約の引き継ぎを決めた。

<青海丸>
20111006sumitomooosaka - 住友大阪セメント/セメントの海上輸送能力を増強

10月からセメント船団に加え、保有セメントタンカーは19隻となる。

東日本大震災により、同社の東北地方の物流拠点である小名浜港SS、仙台港SSの両臨海SSが被災していたが、小名浜港SSは9月末に海送受入を再開し、仙台港SSは10月初旬に再開予定。

今後、東北地域の復旧・復興が本格化する際には、セメントの安定供給を図る意味でも、今回の海上輸送能力の増強は重要としている。

同社では最適生産体制構築のための栃木工場キルン1基化にともない、関東地域への海上輸送量の増加が見込まれることから、顧客への安定供給を確保するためセメント船団の増強を検討していた。

電気化学工業は、セメントタンカーの余剰輸送力の解消による物流最適化を目指していたことから、本船専用船契約を引き継ぎとなった。

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