ロジスティクス・SCM+流通セミナーは11月18日、大手町サンケイプラザで開催し、一般来場者は593名となった。
<多くの参加者で埋まった会場>
<講演する山内部長>
今回の特別講演は、午前の部で日本アパレル・ファッション産業協会のRFID推進委員会委員長で住金物産のSCM事業開発部の山内秀樹部長が「アパレルにおけるSCM戦略~RFID活用による最前線について~」をテーマに講演した。
講演では、アパレル業界での課題をさまざまなロスから解きほぐし、そのロスを解決するために、SCMからみたアパレルの問題点を整理。そしてRFID活用の有用性を語った。
山内部長はRFIDを導入して1年のアパレル店舗を例に、検品などでのRFIDの特徴である「同時複数認識」などをわかりやすく説明。導入効果として作業効率の向上、コスト削減などとともに、接客員のモチベーションの向上などを挙げた。
世界でのRFID導入を「ウォルマート」「BANANAREPUBLIC」「ディズニーワールド」「TSUTAYA」などを事例として説明した。
今後のRFID活用に関して、山内部長は「RFID機器メーカーと、エンドユーザーを結び付けるためにSler(システムインテグレーター)にRFIDの知見を提供していくことが必要」と語った。