アドバンスド・コア・テクノロジーは1月28日、デジタル道路地図を使用して任意の地点間の所要時間や走行距離、通行料金を算出するルート計算システム「ACT距離計算パッケージ」の新バージョン(Version 7.0)を発売すると発表した。
新バージョンでは、最適拠点立地計算機能、最適巡回計算機能が強化した。
最適拠点立地計算機能は、配送センターや営業拠点の最適な立地を計算する機能。拠点から納品先までの走行距離(または所要時間)と納品先の荷量との積の総和が最小になる地点を算出する。
従来の機能は、複数の候補地点の中から指定した数の最適拠点を選択するものであったが、新バージョンでは、道路データのすべての交差点(ノード)の中から最適な1点を探索する機能を追加した。
最適巡回経路計算は、複数の地点を巡回する最短経路を計算する(巡回セールスマン問題)。
従来は、出発地点と到着地点を固定した巡回ルートを計算したが、新機能では、出発地点のみを固定した場合、到着地点を固定した場合、出発地点、到着地点を固定しない場合について計算を行うことができる。
ACT距離計算パッケージVersion 7.0は、2013年3月上旬に出荷を開始する。
新規購入価格は20万円、バージョンアップ価格は10万円。ACT距離計算パッケージを使用するには、ネットワーク構造を持つデジタル道路地図とMapInfo Professional等のGISが別途必要。
■ACT距離計算パッケージVersion 7.0
http://www.act-inc.jp/information/information/act_version_70.html
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アドバンスド・コア・テクノロジー
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