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ヤマト、ANA Cargo/香港への国産農産物の宅配・予約販売事業に参画

2015年08月11日/国際

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農林水産省が検討していた農産物輸出モデルに賛同したイオンダイレクト、全国農協食品、ヤマト運輸、ANA Cargoは8月13日、香港の消費者向けに宅配・予約販売方式による国産農産物等の輸出事業を開始する。

<事業スキーム>
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8月13日からWEBサイトでの予約を開始し、順次注文に応じて旬の時期に香港の消費者に宅配する。

イオンダイレクトが、WEBサイトの構築とそれを通じた販売、現地法人のイオン香港と協業でのPRと販売促進、国産農産物の安全性についての現地でのPR(農林水産省と連携)を行い、全国農協食品は、国産米と生鮮果物等を調達する。

ヤマト運輸は、国内産地から近隣地方空港までの陸送と国際クール宅急便による香港市内の消費者への宅配(翌日配送可能)、ANA Cargoが沖縄国際物流ハブを活用した全国の各地の空港から香港までの空輸を担当する。

対象商品は、北海道産メロン、山形県産白桃・メロン・りんご、青森県産りんご、長野県産りんご、山梨県産ブドウ、奈良県産柿、鳥取県産梨、岡山県産ブドウ、福岡県産梨、鹿児島県産こしひかり、長崎県つや姫、新潟県産こしひかり[朱鷺と暮らす郷]、兵庫県産こしひかり[コウノトリ育むお米]、秋田県産あきたこまちなど。

その他、香港でニーズの高い乾燥なまこやアワビ等の日本食材を春節前に展開する予定。

農水省では、特に市場規模の拡大が見込まれるアジアで、輸出環境が有利で物流ネットワークが整備されている香港を対象に想定し、旬で高品質な食品を新鮮さという強みを失うことなく、まとめて輸送することで、低コスト化できる可能性がある頒布会宅配方式による国産農林水産物の輸出モデルの検討を昨年10月から行っていた。

今後、4社は、予約販売だけでなく定期的定量的販売が可能となる頒布会方式に拡大することを視野に入れており、同省も、新たな事業モデル事例として紹介し、輸出の取組の横展開を図っていく。

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