横浜市港湾局は9月15日、2015年8月1日に横浜港の強制水先対象船舶が3000総トン以上から1万総トン以上に緩和されてから、1年が経過し、その状況を発表した。
<緩和対象となった入出港外航船舶(3000総トンから1万総トン)の水先・タグの要請状況>
<緩和対象となった入出港外航船舶(3000総トンから1万総トン)の水先・タグの要請状況>
この1年間で緩和対象となった入出港外航船舶は延べ5701隻で、そのうち89.4%が水先人を乗船させず、さらにそのうち42.9%がタグボートも利用しなかった。
特に、船種がコンテナ船の場合は98.5%(3733隻)が水先人を乗船させず、56.7%(2146隻)がタグボートも利用しないなど緩和によるメリットを最大限に活用している。
緩和対象の船舶による海難等の重大な事案は発生していない。