阪急阪神エクスプレスは10月11日、宝塚歌劇団の台湾公演で使用する舞台装置や衣装などについて、日本~台湾間の一貫輸送を実施すると発表した。
阪急阪神エクスプレス(台湾)と連携し、10月20日~11月5日に台北市と高雄市で開催される「第三回 宝塚歌劇 台湾公演」の輸送を請け負っている。
宝塚歌劇台湾公演に係る貨物輸送は、2013年と2015年に続く取扱いとなり、今回は海上・航空輸送に台湾での都市間輸送を加えた全ての輸送モードで対応する。
輸送品目は、大階段から化粧小物や釘に至るまで3000アイテム以上に渡り、物品の一時輸入のための通関手帳であるカルネ手帳を利用することで、免税扱いでの輸出入通関を可能にしているほか、ヘアスプレーやラッカー類は一般貨物と分けて梱包し、航空輸送上の危険品として航空機に搭載。
また、陸送では大型車両の通行規制や道路状況を確認、劇場への搬出入では貨物ゲートの間口や高さ、運搬経路を確認するなど、綿密な輸送計画の下でさまざまな書類のアレンジや事前の調整を経て、10月11日時点で台北までの輸送を完了している。
今後は10月14日~15日にかけて台北市国家戯劇院へ、10月29日に高雄市文化中心至徳堂へ荷物を搬入。公演終了後は11月6日~7日にかけて劇場搬出とコンテナ詰めを行い、海上輸送と航空輸送で11月22日までに輸送を完了させる。