川崎汽船は10月18日、フィリピン・パサイ市の自社トレーニングセンター「K Line Maritime Academy Philippines(KLMA(Phil))で、フィリピンでの船員育成活動25周年と、トレーニングセンターの拡張工事完工を祝う式典を行った。
式典には、長年に渡って船員育成活動を支えてきた関係各社や、多くの歴代現地スタッフが出席した。
川崎汽船は1993年に「K Line Maritime Training Corporation(KMTC)」を設立し、フィリピンでの船員育成に着手。2008年2月にKMTCを現在のKLMA(Phil)に移し、優秀な海事技術者の安定的な確保と育成に取り組んできた。
また、3月2日には、トレーニングセンターに隣接する形で、最新の医療機器を備えた船員用クリニックや225名が利用可能な宿泊施設を有する新ビル「OCEAN BREEZE」をオープン。
7月31日には、最新鋭の研修機器を配したトレーニングセンター自体の改築工事を終え、年間1万人の受講生を受け入れる体制を整えた。