川崎汽船は2月25日、ドローン運行技術と画像解析技術を持つテクノス三原と、ドローンを活用した新しい船体整備点検システムの共同開発に着手したと発表した。
両社は、定期的な船舶の検査について、船体や貨物艙の鋼板や塗料の状態を確認する作業のうち、立ち入りが困難な高所や水中などの検査を空中ドローンと水中ドローンで行う実船検証に昨年から共同で取り組んでいる。
その結果、検査精度の大幅な向上や、無人化による作業の安全性の向上、作業効率の改善が図れることが実証されたことから、さらなる取り組みとして、川崎汽船の船舶管理ノウハウと、テクノス三原のドローン運行技術、精密検査技術を生かし、ドローンを活用した点検手法とデジタル技術を組み合わせた新しい船体整備点検システムの開発を進めることにした。