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国土交通省/総合交通体系分析システム「ナビネット」の開発と公開について

2001年06月25日/未分類

国土交通省では、平成9年から総合交通体系分析システム「ナビネット(NAVINET)」の開発を進めてきたが、今般このシステムが完成した。
陸・海・空にわたり、ハード・ソフトが一体となった総合的な交通体系を構築することが求められており、そのためには、交通体系の現状や整備効果を定量的に分析・評価できるシステムが必要です。また、交通体系整備の意図と結果をわかり易く説明するために、アウトカムの形で提示することも求められている。
「ナビネット」の特徴
「ナビネット」は、全国を10㎞メッシュ(約4 600ゾーン)に区分した任意のゾーン間について、最短で結ぶ交通手段(道路、鉄道、航空、船舶とその組み合わせ)を検索、その経路と所要時間・費用を算出できます。さらに各ゾーンの統計データを組み合わせた分析が可能です。例えば高速道路ICや空港、港湾まで1時間でアクセスできる圏域の人口・事業所数などを計算することができる。また、「全国1日交通圏」の達成状況などの分析も可能で、交通基盤の整備効果などを様々な角度から詳細に分析・評価することができます。
「ナビネット」の活用例
(1) 明石海峡大橋の整備効果
平成10年の明石海峡大橋の開通により、徳島県の交流圏域は大きく広がりました。
ナビネットを利用して徳島市からの3時間圏域の拡大状況を示しました。ゾーン内には、工業統計などの関連統計データも組み込まれており、交通基盤の整備効果を利用者の観点からわかり易く表示することが可能。
(2) 国内海上ネットワークの形成
ナビネットは国内航路データも有しており、陸上輸送機関の路線情報と組み合わせることで、輸送距離・所要時間・概算コストなど、複合一貫輸送の分析などに利用することが可能。
4.利用方法
「ナビネット」は、主に国・地方公共団体の交通計画策定を支援するシステムですが、民間においても例えば、配送基地・工場の立地計画、新規航空路・航路の利用可能圏域分析などに使用可能。
利用に当たっては
外部の方も自由に利用できるようにマニュアル等を整備し、10月を目途に、ナビネットシステムを一般公開する。有料でCD-ROMを頒布する。
利用希望は下記で受付ている。
利用希望受付先
国土交通省政策統括官付政策調整官室
100-8918 千代田区霞ヶ関2-1-3
(直通電話)03-5253-8795 (fax)03-5253-1675
http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/seisakutokatsu.html

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