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日立マクセル/携帯電話を活用した多業種で使える新マーケティングシステムを開発

2001年06月28日/未分類

日立マクセル(株)は、携帯電話を活用した多業種で使える新しいマーケティングシステム(名称:「ちょきんバーコードシステム」)を開発し、自社の販売促進への展開だけでなく、システム販売を通じて、異業種へのサービス展開事業にも進出する(特許・ビジネス特許複数件出願中)。なお、事業運営は関連会社、(株)ドリームシャトル( 藤田 一郎社長)が行う。
「ちょきんバーコードシステム」は、従来販売店が独自の会員カード発行等の手法で展開していた、会員向けクーポン付与サービス(FSP:フリークエント・ショッパーズ・プログラム)※を、携帯電話を利用して行うもの。
専用の設備を必要とせず、汎用のPOSのスキャナーでバーコードを読み取るだけで、会員判別が可能となり、多種類の販売店やメーカーが同時に共同で展開できる。ユーザーは各参加メーカーの商品を、各参加販売店で購入する際にディスカウント・クーポンを取得することができ、またメーカーと販売店はリアルタイムでユーザーの購買に関する情報が入手でき、ユーザーの囲い込みや商品開発、販売促進に応用できるシステム。
インターネットや携帯電話で会員登録したユーザーは、参加している販売店からディスカウント・クーポンがついた商品を購入する際に、レジで携帯電話に表示されたバーコードを読み取るだけで、自動的にディスカウント・クーポンの付与を受けることができる。
メーカーは、通常は新製品へのアンケート封入や、販売店からのPOSデータ購入、サンプルユーザーへのグループインタビュー等、新製品開発や販売促進の為に多額の調査費用と、長期間の分析時間が必要でしたが、こうした調査が従来に比べ、安価でかつ約1/4の期間で情報を分析することが可能になる。
また、特定商品のユーザーだけに限定で、「使用感アンケート」等の追跡調査が電子メールでできるなど、新しいマーケティング手法が可能となる。
販売店は、「ちょきんバーコードシステム」に従来の販売店独自のFSPサービスを取り込むことで、より詳細なユーザーの地域分析、購買頻度分析、広告への反応度合等の調査、分析が可能になる。
昨年以降、POSメーカー、調査会社、広告代理店等と実験・検討を続け、実用化の目途が立ったため、西日本の量販店との店頭共同実験をスタートしている。
また、近日中に、食品・化粧品・雑貨・医薬品等のメーカーと、異業種コンソーシアムを結成する予定。
※FSP(フリークエント ショッパーズ プログラム) 主に小売業者が独自に展開する「会員システム」。通常、「会員カード」等の発行により特定会員へディスカウント・クーポンを与え、顧客の囲い込みと、購買情報を入手・分析をするもの。
●「ちょきんバーコードシステム」の特長
1. 1 000円未満の日用消費財でも、インターネットと携帯電話による販促が現実的に可能。
2. 消費財のダイナミックな顧客履歴データが時々刻々と収集され、属性別に分析可能。
3. 展開できる販売店、業種を選ばずに、POSレジを導入している販売店なら参画可能。
レジの負担にならないよう、複数の商品を購入しても、レジで1回携帯電話を提示するだけ。
4. メーカー、販売店からの販促条件も、自社からインターネットにより日々単位で更新できる。
5. メーカー、販売店とユーザーが情報面に置いて直結する。
6. 販売店も自店独自のFSPサービスを「ちょきんバーコードシステム」の中で混在・運営できる。
7. メーカー、販売店、ユーザーの3者とも得をする「all win」ビジネスモデル。
●「all win」ビジネスモデル
1.ユーザー
(1) 入会金等会員登録は一切無料。
(2) 消費材の購入時にレジで携帯電話を提示するだけでポイント換算。アンケート等に答えればさらなる「お得」が還元。
(3) 販売促進(マストバイキャンペーン)等も携帯電話の提示だけでオンライン申込も可能。
2.メーカー
(1) ユーザーの購入情報を、メーカーの望むクラスタ分類にて出力が可能。
(2) 商品を購入した人だけに「使用感アンケート」を電子メールで送付可能。
(3) ディスカウント・クーポン情報は、個人単位に出力が変えられるので、年齢別、地域別、購入店別に情報を変えられる。
(例えば、特定商品購入1ヶ月後に、関連商品のディスカウント・クーポンをつける可能。)
(4) 従来の調査費用より安価。分析時間が約1/4に短縮。
3.販売店
(1) ユーザーの詳細な消費行動に関する情報分析が可能 (来店回数やチラシエリアの推定など)。
(2) 販売時間帯、地域限定での割引情報を会員に情報配信が可能。
(3) 店内POSデータとの補完でより詳細な情報分析が可能。
(4) 独自のFSPとの組合せでよりきめ細かな推奨関連商品演出が可能。

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