日立マクセルは4月27日、同社の光学部品事業と、子会社東伸精工、長野光学研究所を統合し、新会社マクセルファインテックを発足すると発表した。
同社は光学部品事業を重点強化3事業の一つに位置づけており、オプトコンポーネンツ事業部、子会社の東伸精工、長野光学研究所の連結経営体制で光学部品事業を進めてきた。事業のスピードアップならびに効率化を図るため、光学部品に関わる事業を新会社に統合し、競争力の強化を図る。
統合後の新会社では、企画・開発・設計・製造力を融合させることにより、高収益分野への選択と集中を進める。エレメント分野では、電子機器、自動車向け精密部品、ブルーレイピックアップ用プラスチックレンズ、レンズユニット用精密鏡筒、LED光源用レンズなどを、レンズユニット分野においては小型高画素レンズユニット、ズーム機能付きレンズユニット、監視・セキュリティー用光学ユニットなどの高付加価値分野へ選択的に展開する。
子会社の吸収合併方式で、7月1日の発足を予定している。