伊藤ハム／インターネットで資材品発注システムを運用、コスト削減へ

伊藤ハム（株）は、インターネットを利用した資材品の調達と支払業務のためのＥＤＩシステムを構築、ネットによる発注と支払い業務を７月より導入した。
インターネットを利用したこの発注システムは、「伊藤ハム資材発注システム（Itoham Material Ordering System）」と呼び、７月より主要取引先数社を対象にテスト運用を始める。
２００３年までに約二千社ある取引先すべてを対象に段階的に拡大していき、最終的に資材品の調達はすべてネット発注へシフトしていく。
今回のシステム導入により、発注内容の確認や変更に伴う業務の効率化、納期の短縮、在庫の削減、社内伝票の廃止など、生産性の向上を図り５年で約５億円の経費削減を見込んでいる。
また、取引先は電子データ交換など情報の共有化で、在庫や廃棄ロスの削減を図れるなど、双方の経費削減と環境改善に寄与できるものと期待している。
当面は、特定の取引先に限定した運用だが、将来的には全世界から調達先を募ることで、より優れた資材調達先や資材品を広範囲に開拓し、資材調達コストの２０％削減を目指している。