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日通総研/国内貨物輸送量はマイナス幅拡大―2001年度の経済と貨物輸送の見通し―

2001年07月29日/未分類

(株)日通総合研究所は、2001年度の経済と貨物輸送の見通しを発表した。
□ 経済
米国をはじめとする世界経済の減速により、輸出の減少が生産・投資の落ち込みをもたらし、景気を押し上げてきた企業部門が調整局面を迎える。構造改革の推進も景気に対して短期的には下押し圧力となり、景気のリード役が見当たらず、2001年度のわが国経済は0.2%減と、小幅ながらマイナス成長となる。
□ 国内貨物輸送
2000年度の国内貨物輸送は、全体では1.8%減と低調に推移した模様。
2001年度については、国内景気の減速がより鮮明になるなかで、総輸送量は2.3%減と、前年度よりマイナス幅が拡大する。
品類別にみると、生産関連貨物は、鉄鋼、化学製品、一般機械などを中心に減少に転じ、砂利、砂、石材、セメント、生コンなどの建設関連貨物も減少傾向に歯止めがかからない。一方、消費関連貨物については、個人消費の盛り上がりは期待できないが、前年度における減少の反動もあって微増となる。
□ 国際貨物輸送
2001年度の8大港外貿コンテナ貨物の輸出は、世界的な景気減速の影響に伴い、機械機器類が低調に推移するため、2.1%の減少となる。輸入は、内需低迷の影響を受けて伸びは鈍化するものの、割安感のある消費財が底堅い荷動きとなり、4.1%増となる。
 2001年度の国際航空の輸出は、IT関連貨物やアジア向け機械部品の落ち込みが大きく、10.2%の大幅な減少になる。輸入は、パソコンなどの機械機器類が低調に推移し、消費財も伸び悩むため、2.1%増と小幅な伸びにとどまる。

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