日本オラクル、日本エンコマース／企業情報ポータル技術で連携

日本オラクル（株）と、日本エンコマース（株）（東京都千代田区、岩野善一社長）は、両社製品の企業情報ポータル技術で連携することを発表した。
本連携は、「Oracle9i Application Server」（以下Oracle9iAS）の企業情報ポータル（Enterprise Information Portal：以下EIP）ソリューションである「Oracle9iAS Portal」と、日本エンコマースのシングルサインオン製品である「getAccess」による、安全性が高く柔軟な管理性を併せ持つポータルサイト構築によって実現。
企業のシステムが複雑になるにつれ、ネットワーク上では、用途や業務に合わせた多種多様な情報やアプリケーション、サービスが稼動している。
ユーザーがWebブラウザから必要なサービスを利用する場合は情報やアプリケーションを逐次切り替えて使用する環境が主流となっており、かえって煩雑で使いづらいシステムになっている。そうしたネットワーク上に分散しているあらゆる情報、アプリケーション、サービスを統合する需要に応え、企業情報ポータルソリューションが誕生した。企業情報ポータルを利用するユーザーは、社内外の情報、アプリケーション、サービスを統合し、異なるWebシステムを単一のWebサイトとして活用できるようになっている。
両社の連携によって日本オラクルは、「Oracle9iAS Portal」上のきめ細かな設定が可能なアクセスコントロール機能やユーザー認証機能を提供し、企業ポータルサービスの快適な環境を実現する。日本エンコマースは、日本オラクルとパートナー企業の連携を通じて、BtoB市場における「getAccess」の導入を推進していく。
この「Oracle9iAS Portal」と「getAccess」の統合ソリューションは、（株）アシスト（東京都港区、ビル・トッテン社長）の協力により実現。アシストでは本年9月より、この統合ソリューションのキャンペーンを実施する予定で、随時、Webシステムを安全・快適にする為のソリューション紹介セミナーを開催していく。