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SAPジャパン/国内向けCRM製品 「SAP CRM 3.0」日本語版を出荷開始

2001年10月21日/未分類

SAPジャパン(株)は、mySAP.comソリューションの核となる製品の一つである、SAP CRM3.0を2001年10月22日より正式出荷を開始する。
SAP CRM3.0は、去る6月1日に出荷開始したSAP CRM2.0Cの後継製品で、多くの機能強化に加え新機能の導入が図られている。さらにSAP CRM3.0はSAP以外の基幹系システムとも連携し、また単体でも導入することが可能。
SAP CRM3.0は、既存のSAP製品導入企業だけでなく、すべての企業をターゲットとし、日本のCRM市場におけるマーケットリーダーを目指した戦略的製品として出荷するもの。
SAP CRM3.0は他のSAP製品と同様に、SAP R/3に代表されるようなmySAP.comの基幹業務系コンポーネントとの密接な統合が標準で実現されている。
その為、SAPR/3の導入顧客は、SAP CRM3.0を導入することで、インタフェースを別途開発すること無く、基幹系システムとリアルタイムに連携したCRMソリューションを迅速に構築することができる。
具体的には、営業員がモバイル端末から、また顧客自身がインターネットから、一方、コールセンターのオペレーターはその画面から、直接基幹系で管理されているサプライチェーン情報、与信・売掛金などの財務的情報、過去の取引情報などをリアルタイムにいつでも参照することが可能。
これによって、顧客がどのチャネルからいつコンタクトしてきても、適切かつ迅速に共通の情報を用いて対応することができる。
CRMシステムは今、単に営業効率を向上させるだけのツールから、顧客との関係構築を企業全体で取り組んでいく為の戦略的経営システムへと、その位置付けを変えている。
SAP CRM3.0はモバイル機器を用いた対面活動、コールセンター構築やインターネット販売などを実現することによって、企業とお客様との関係をマルチチャネル化すると同時に、サプライチェーンや財務管理などの基幹業務とシームレスに連携している為、顧客対応する際に必要な情報をリアルタイムに共有できるようになっている。
さらに、顧客との取引関係を通じて得られた情報は、リアルタイムにバックエンドのシステムへ流れるので、企業全体のIT環境に顧客志向の要素が加わり、顧客志向の経営を実行する為の基盤となる。
SAP CRM3.0に加わった主な新機能は以下のとおり。
SAP R/3を導入されていなくても、他社ERP製品を含む既存の基幹系システムとの統合やSAP CRM単体での導入が可能。
サプライチェーン管理、プロダクトライフサイクル管理、人事管理、管理会計と事前に定義された統合ビジネスシナリオにより、TCOを大幅に削減する。
分析系であるアナリティカルCRMが強化され、データマイニングをはじめとする様々な新機能により、顧客、販売、カスタマサービス、キャンペーン計画・実行、顧客インタラクションに関して、より広範囲かつ詳細な分析を行うことができる。
これにより、営業、サービス、マーケティング業務の最適化および収益性向上、顧客生涯価値、顧客維持率の向上が可能になる。
リソース計画ツールや請求エンジン等の機能を追加し、販売だけではなく、サービスのアプリケーションに関しても顧客ライフサイクルが完結する。
産業別ソリューションへの対応が行われ、SAPが長年SAP R/3で培った産業別の業務プロセスに関する知識をCRMにも適用。これにより、例えばメディア業界といった産業固有の業務プロセスに対しても適応可能となっている。
ポータルを意識したシステムデザインにより、顧客・従業員・取引先ポータルを提供し、関係各者とのコミュニケーションの基盤を確立する。
オープンなJava技術を積極的に採用していくことで、特にインターネットアプリケーションに関する拡張開発および先端技術の採用をより容易に行うことができる。
世界でのSAP CRMの導入経験に基づいた事前設定および導入方法論である「ベストプラクティス」および「ソリューションアーキテクト」を提供することにより、導入作業を加速することが可能。
SAP CRM 3.0は、SAPがこれまでの15 000社におよぶ導入における販売業務やサービス業務のシステム化を通じて培われたノウハウと最新のCRMのコンセプトを融合させて開発。欧米で採用している企業数は、大手企業を中心に既に1 140社を越えている。このうち2001年8月末現在で既に184社が実稼動している。

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