三菱マテリアル／緊急コスト構造改革で物流コスト２０％削減へ

三菱マテリアル（株）は、本年9月27日に発表した当期業績予想の大幅な下方修正を踏まえて、今期の急激なＩＴ不況による厳しい現状を直視して、抜本的コスト構造改革に踏み切り、グループ全社挙げて取り組む。
緊急コスト構造改革の骨子
景気循環の波に左右されない収益確保のために、固定費、変動費を平成16年3月末までに連結ベースで合計700億円、（単体ベース300億円）削減する。
（１）固定費削減： 連結300億円 （単体100億円）
（２）変動費削減： 連結400億円（単体200億円）
原料費の削減を図り、更に集約購買及びコンピューターシステムの更なる活用を通して物品費、外注加工、物流費などの諸経費の一律20％削減を目標。
（３）コーポレートによる強力な実行体制の確立
以上の実行にあたっては担当副社長、生産技術担当常務（ＣＴＯ）、物流資材担当常務（ＣＰＯ）、経理財務担当常務（ＣＦＯ）及び各カンパニープレジデントが責任者となって、グループ全社を挙げて横断的に取り組みを展開。