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コクヨ/購買管理システム「べんりねっと」、多業種サプライヤ参加で導入企業数500社を超える

2001年11月01日/未分類

コクヨ(株)の子会社、(株)ネットコクヨが展開している、購買管理のアプリケーションサービス「べんりねっと」の導入件数(導入予定含む)が10月末に500社を突破した。
企業の環境責任の観点から、環境に配慮した購買のデータ化への対応や、購買に伴う業務コスト(伝票コスト・在庫コスト・人的コスト等)の削減や業務効率改善を実現するeプロキュアメント(電子購買)と呼ばれる、インターネットを通じたMRO購買管理システムの導入が広がっている。
ネットコクヨはことし4月から、文具・紙製品を対象に展開していた購買管理システム「べんりねっと」の機能を大幅に改善し、工場などの製造系消耗材などMRO全般を扱うことのできる新たなバージョンをリリースしている。
この機能充実に加え、今回の多業種のサプライヤーが参加したことで、実際に顧客が購買可能な商材(工具・機械部品、保安用品、試薬、電子部品、トナー等)が大幅に拡充された。
この結果2001年10月末現在、導入企業は三菱商事、住友生命、花王、横河電機、KDDI等大手企業を中心に500社を超えている。
「べんりねっと」は、以下の点がユーザーに支持をされ、導入企業が大幅に増加しています。
1.購買機能をアプリケーションサービスとして、ネットワーク上で提供することにより、数億円とも言われるシステム構築費用・ライセンス料が不要、安価で導入できる。
2.社内システム維持などのメンテナンスが不要で、数%の利用料だけで利用できる。
3.多種にわたる消耗材を複数の納入業者(新規・既存から選択可能)から調達でき、商品納品のサプライヤや物流を切り分ける事ができる等、流通までも視野にいれたシステム。
今回の取扱品種の拡大によって、「べんりねっと」の受注金額は、2004年3月で200億円を予定している。
主なサプライヤ (扱い製品)
住商グレンジャー(工具・機械部品[ボルト等] )
アールエスコンポーネンツ(電気機械器具[ケーブル等] )
ミドリ安全(保安用品[ヘルメット等] )
ポータル(電子部品[半導体等])
富士ゼロックスオフィスサプライ(トナー、コピー用紙 )
ほか 計240社
MRO(Maintenance、and repair operations)=オフィス消耗品だけでなく、机、OA、理化学機器などのオフィス・サプライ用品、電子部品・工具のような作業用品等企業が間接費や経費で購入するさまざまな物品の総称。
べんりねっと概要
名    称   :べんりねっと
一 般 呼 称  :MRO購買管理のアプリケーションサービス
サービス開始日 :1997年10月、バージョンアップ版サービス開始2001年4月
ユーザー数 :500社(導入予定企業数含む:2001年10月末現在)
主なユーザー名 :金属製品、非鉄: 新日軽、三協アルミ、ノーリツ、山武、フジクラ
機械、電気機器: 三菱電機、横河電機、リョービ、ブラザー工業、セイコーインスツルメンツ
化学: 花王、旭化成、日本酸素
ゴム、ガラス・土石製品: 住友ゴム工業、TOTO、INAX
通信: KDDI
商社: 三井物産、住友商事、三菱商事
製薬: 萬有製薬、小林製薬、大日本製薬
生命保険: 住友生命
食品: 日本ハム、サントリー
その他: エディ・バウワー
べんりねっと利用料
基本利用料+トランザクション料
基本利用料 60万円より(扱額 1億円未満、100 ID未満)
トランザクション 扱額に対して比例(3%~5%)
べんりねっとの機能
1. 自動購買管理機能
・顧客企業内の購買管理業務の簡素化、効率化
あらかじめ設定された購買ルール(費目コード、承認経路)、品番毎に選択された販売業者への発注処理を自動的に行なうため、ユーザーは購買に関する知識、経験がなくても自社の購買ルールに従って適切な購買ができる。
2.品別発注機能
・ユーザーから複数業者への一括発注が可能となり、業務が大幅に削減商品特性によって異なる納入業者への発注が、同一画面上でできる。
3.フリーフォーム発注機能
・ 定番外の発注に対応する見積もり・手配が可能。
4.流通支援機能
・販売業者から複数サプライヤ(物流)への出荷指示、卸を含む商流管理等の流通支援が可能。
顧客の発注情報を共有化することで、業務削減と共に間違いの防止が可能。
べんりねっとの効果
◆ ユーザー
1. コスト削減
商品検索、承認経路確認、発注先検索、費目検索、注文書記入などの業務、また購入後の伝票転記業務や経理処理業務等のバックオフィス業務が削減され大幅なコストダウンにつながる。
2.システムを低コストで利用
部品や資材等の直接生産に関する調達コストはシステム化・合理化されているのに対し、MRO購買は効率化・コスト削減はあまりされていない。そこで、コスト削減のために、企業が自社でシステムを構築すると数千万円~数億円のコストがかかる上に、構築後の運営費・メンテナンスコストも発生します。べんりねっとはアプリケーションサービスですので、購買システム利用料のみのコストで利用できる。
3.現在取引のある販売店と取引継続可能
べんりねっとは、商品毎、支店毎、部署毎に納品業者を指定できるので、現在取引のある納品業者との取引は継続できる。従来の納品業者からのサービスはそのままに、プロセスコストを大幅に削減できるだけでなく、導入に伴うリスクも削減できる。
4.環境会計に利用
画面上に環境対応商品のマークを表示したり、経費処理上も環境対応商品毎に集計できますので、環境会計に利用可能。
◆サプライヤ
1. 売上拡大
顧客との関係を緊密化するだけでなく、より多くの新規顧客接点がべんりねっと上で発生し、売上拡大につながる。
2.管理が容易に
今まで、顧客毎に違うシステムに対応せざるをえなかったのが、べんりねっと導入により、同一画面で複数の顧客管理が可能となる。
3.低コスト
自社でのシステムの構築やメンテナンスを必要としない。
◆ コクヨ
1.顧客接点の拡大
より多くの新規顧客接点がべんりねっと上で発生する。また、新たなビジネスチャンス創出の可能性がある。
2. 売上の拡大(フィービジネス化)
トランザクション料を徴収することによって、売上が拡大する。

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