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日本IBM/パスコと地理情報システム分野で協業

2001年11月04日/未分類

日本アイ・ビー・エム株(株)と(株)パスコは1日、GIS(Geographic Information System=地理情報システム)ソリューションの提供において協業していくことを発表した。パスコは米国ESRI社(Environment Systems Research Institute Inc、本社:米国カリフォルニア州)の日本での総代理店であり、具体的には日本IBMがパスコの販売代理店となってESRI社のGIS製品を販売していく。
今回の協業は、IBMコーポレーションとESRIが2000年10月30日(米国時間)に発表した協業の一環。ESRI社の最新製品である「ArcGISシリーズ(ArcSDE ArcIMS ArcInfo ArcView ArcEditor)」が、IBMのサーバーで稼動するリレーショナル・データベース製品「DB2(R) UDB」および「DB2地理情報エクステンダー」、さらにWebアプリケーション・サーバー「WebSphere(R)」への対応が完了したことに基づいている。
日本IBMおよびそのビジネス・パートナー企業は、日本IBMの100%子会社であるエンサイクロソフト(株)を経由して、ESRI社製品 ArcGISシリーズを販売する。また、製品販売後のサポート、保守に関してはパスコが担当。当面はIBMのUNIXサーバー「IBM pSeries」、およびIA(インテル・アーキテクチャー)サーバーである「IBM xSeries」で販売する。
GISソリューションは、日本で数百億円規模の市場と言われており、2桁の伸びが見込める成長分野。GISソリューションは、環境保護・防災・福祉・公益設備の管理はもとより、GPSなどの技術が一般に普及し、カーナビや携帯電話に活用され、リアルタイムに位置を確認できる技術と融合したソリューションとしても認知されている。
日本IBMは、早くからこれらの技術をソリューションとして取り入れお客様にサービスしてきた。さらに昨今では、e‐ビジネスの進展に伴い、企業のマーケティングや営業戦略支援に活用され、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)やSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)等の分野でも広く活用が進んでいる。
今回の協業によってパスコは、日本IBMおよびそのビジネス・パートナー企業の広範な販売力を活用し、製品の拡販につなげていく。
また日本IBMはESRI社製品ArcGIS シリーズを販売することで、e‐ビジネス実現に取り組む顧客に対して、より先進的かつ拡張性の高いGISソリューションを選択肢として提供することが可能になる。今後、日本IBMとパスコは共同セミナーの実施等のマーケティング活動でも協業を行い、併せて日本IBMグループの営業担当員、システム・エンジニア、コンサルタント等への教育も強化していく。

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