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東芝、日本IBM/企業向けITソリューション分野で協力関係を強化

2001年11月22日/未分類

(株)東芝と日本アイ・ビー・エム(株)は、企業向けの基幹系業務システムやWebアプリケーションサービスなどのITソリューション分野におけるシステム構築及び販売面での協力関係を強化することで合意した。
顧客のニーズの多様化にお応えするため、東芝のソリューションと日本IBMのハードウェア、ソフトウェアを組み合わせることで、両社それぞれの新市場を開拓していく。
東芝は、顧客の課題解決のため、これまでの自社製品を中核とした販売戦略に加えて、グローバルに競争力のあるプラットフォームを積極的に採用することで、プラットフォーム・フレキシブル体制を構築する。
これによって、今後一層の伸長が見込まれるERP市場・CRM市場・デジタルメディア市場へ総合的なソリューションの提供を主とするサービス・ビジネスを強力に推進していく。
また、日本IBMは、様々な分野でビジネスパートナとの協業を強化することにより、e-ビジネスを始めとした顧客の多様なニーズに積極的に応えていく。
両社の新たな協力関係の主な内容は以下のとおり。
(1) 基幹系業務システム分野での協業強化
両社は、ERPビジネスにおいて相互補完を行い、システム構築から、販売まで一貫したソリューションの市場開拓を目指す。
日本IBMは、東芝がIBMプラットフォームに移植した、人事情報システム「Generalist」、物流システム「LIGNS」などのソリューション商品の販売を強化する。
(2) カスタマ・リレーションシップ戦略の強化
東芝は、営業プロセスの革新による顧客満足度の向上を目指し、日本IBMが展開するダイレクト販売「ibm.com」事業方式を採用したプッシュ型コール・センタ「Toshiba V.I.P. Call」.(Very Important Partners Call Center)を構築する。 東芝は、独自のSFA(ITを活用し営業の生産性を高める仕組み)と「Toshiba V.I.P. Call」を結びつけてCRM事業を強化する。
(3) ソリューションの販売強化
日本IBMは、東芝製のミドルウェアであるクラスタソフトウェア「Cluster Perfect」やWebベースのファイリングソフトウェア「eFilingMeister」などを組み合わせたソリューションの販売を強化拡大していく。
(4) IBMプラットフォームを採用したソリューション・ビジネス分野の拡大
東芝は、IBMのUNIXサーバー「e (e-businessロゴ) server pSeriesTM」の販売を開始する。東芝は、現在販売している従来製品に加え、「e (e-businessロゴ) server pSeries」を扱うことで、e-ビジネスにおける多様なお客様ニーズに応え、幅広い市場に対するビジネスを推進する。
東芝は、「e (e-businessロゴ) server iSeriesTM」の販売を開始するとともに、東芝製オフィスシステム「TPシリーズ」の後継機のひとつと位置付け、「TPシリーズ」のお客様に対し、e-ビジネスへの移行を推進する。
東芝は、IBMミドルウェア製品の販売を拡大する。東芝はこれまでメッセージング・ミドルウェア「MQSeries」、システム管理の「Tivoli」」といったIBMミドルウェア製品を採用していましたが、新たにWebアプリケーション・サーバー製品「WebSphere 」、データベース製品「DB2ユニバーサル・データベース」を採用することによりe-ビジネスへのプラットフォーム・フレキシブルな体制を強化する。
(5) 東芝・日本IBMの合弁会社 ティ・アンド・アイ・ソリューション(株)の強化
- 1999年12月両社合弁(東芝51%、日本IBM49%出資)で設立した、ティ・アンド・アイ・ソリューション(株)は、東芝・日本IBMの協業強化に伴い従来の金融機関向けのITソリューション提供に加え、対象ビジネスエリアを拡大しクロスインダストリな分野も含めた両社の協業を推進していく。

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