LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

松下電工/「インターネット対応の集合住宅用宅配ボックス」を開発

2001年11月26日/未分類

松下電工(株)は、インターネットマンションに対応した「集合住宅用宅配ボックス MF-Net型」を開発、「専用管理サーバー」を同時に立上げ、11月26日より受注を開始した。
現在、新築マンションでは宅配ボックスが、ほぼ標準採用になりつつあり、今後管理会社への負担が掛らないシステムが望まれてきている。また、インターネット常時接続に対応したマンションもここ数年、前年比約2倍のペースで 増えており、今後はマンションの設備管理をインターネット通信でコントロールする構想も出てきている。
このため、、インターネットに対応した宅配ボックスの開発を進めると同時に、インターネット対応の宅配ボックス活用のためにビジネスモデルを構築。2001年10月30日に松下電工内に「宅配ボックス管理センター」を立上げた。
宅配ボックス管理センターでは、専用の「宅配ボックス状態監視サーバー」をもち、「履歴データの管理」、「各宅配ボックスのプロセス管理」等を行うことが可能。
また、今回発売するインターネット対応宅配ボックス「集合住宅用宅配ボックス MF-Net型」と連動して、宅配ボックスの情報をインターネットで入居者・管理会社に提供していく。
※インターネットマンションの定義= インターネットを利用するインフラがはじめから用意されているマンションのこと。
商品名 集合住宅用宅配ボックス MF-Net型
仕様 前入れ前出し
発売日 11月26日 受注開始
標準価格 1 225 000円(20世帯用)~2 524 000円(100世帯用)
販売目標 2003年 20セット/月予定(年間 2億円)
※価格は、税、工事費、サーバ管理費別。
■主な特長
● インターネット接続と宅配ボックス専用管理センター立上げによるメリット
(1) 「履歴データの管理」・「遠隔監視」・「各宅配ボックスのプロセス管理」が可能
(2) インターネット接続機能により、「電子メールによる着荷連絡」が可能
(3) 宅配ボックスと管理センター、ユーザー、管理会社間のセキュリティを確保
■システム概要
宅配ボックスにインターネット接続機能を搭載し、宅配ボックスで得られた履歴データを松下電工の宅配ボックス管理センター(サーバ)で一括管理を行う。
それにより「遠隔監視」や「電子メールによる着荷連絡」などの宅配ボックスの情報をインターネットで入居者・管理会社に提供するシステムを実現。従来の電話回線を利用した管理システムに比べ、『多用途、低コスト』でシステムを提供できる。
また、各宅配ボックスからの情報は暗号化通信を採用しセキュリティーを確保、ユーザー・マンション管理会社等からのアクセスに関してもSSL(Secure Socket Layer=暗号化通信の可能なセキュリティ機能の一種)の採用でセキュリティーを確保している。
現行の「MF-Net型」は100世帯までの対応だが、今年12月には、300世帯まで対応可能な「MF-Net型」の発売を予定しており、本格的に受注拡大を図る。また、同社のマンション用ポストやマンション用門扉の受注との相乗効果によるマンションエクステリア部材トータルの受注拡大も狙っている。
■主な特長
(1) 「履歴データの管理(遠隔監視)」・「各宅配ボックスのプロセス管理」が可能
○ 利用履歴確認
・ 宅配ボックスへの荷物の入出庫履歴とwebカメラによるスナップ写真を同社の管理サーバーに保存され(約3ヶ月間)インターネットを通じて、いつでも閲覧が可能。(webカメラはオプション)
○ 暗証番号設定
・ 宅配ボックスから荷物を取り出す時の暗証番号変更がオンラインで可能。
・ 入居時の一斉登録もオンラインで可能。
○ 着荷可否設定
・ 長期不在時に荷物の受け取りを一時的に拒否したい場合、指定日数をオンラインで選択すれば荷物の受け取りが一時的に拒否される。また、指定日数を経過した場合は自動的に受け取り拒否が解除される。
○ プロセス管理
・ 定期的に各マンションに設置された宅配ボックスより、動作確認情報をもらい宅配ボックスが正常に稼動しているか確認している。
(2) インターネット接続機能により、「電子メールによる着荷連絡」が可能
○ 通知機能(電子メールによる着荷連絡)
《着荷・取り出し通知》
・ 電子メールアドレスは、3アドレスまで設定できるので、自宅以外に、携帯電話、PDA等に、「荷物の着荷」、「取り出し」を自動通知する。(従来は電話回線の利用では、各部屋のHA機器に表示される。)
《滞留通知》
・ 着荷から3日を越えた荷物には、着荷通知に設定されたアドレスに再度通知し、とり忘れを防止する。
(3) 宅配ボックスと管理センター、入居者、管理会社間のセキュリティが確保
○ セキュリティ確保
・ 宅配ボックスと管理センター間は、VPN(Virtual Private Network=仮想私設通信網)による暗号化通信を行い、セキュリティを確保している。
・ 入居者または管理者、管理会社からのアクセスに関しては、松下電工が管理するインターネット対応宅配ボックス管理サーバ【https://takuhaibox.com/に(マンション名アドレス)+(部屋番号入力)+(暗証番号)】にアクセスする際に日本ベリサインが提供するSSLの認証を受け、認証鍵による暗証通信を行いセキュリティを確保している。
(4) その他特長
○ 宅配ボックス管理サーバを立ち上げたことにより、ソフト変更などの必要が生じた場合の、ソフトの変更等の対応が容易に行える。(各マンション管理会社でサーバーを持った場合に比べ容易に変更が可能)
○ マンション独自でサーバを持っている場合は、当社管理センターからの情報提供や他のサービス、サイトとのリンクなども可能。
○ サーバ管理費用は、1世帯あたり約100円程度/月(マンション全体で、約3 000~5 000/月・セット)世帯数により異なる。
■商品仕様
仕 様 (対応世帯数) 100世帯以下、(設置ボックス数) 16ボックス以下
サイズ 幅:400×高さ:1650×奥行き:450mm(1列当たりの寸法)
使用材料 亜鉛メッキ鋼鈑(アクリル系塗装)
質量(重量) 45kg(T-Netタイプ)、38kg(Sタイプ)、32kg(Lタイプ)

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース