日本機械学会の交通・物流部門は2月7日、8日の両日、日本機械学会会議室(東京都新宿区信濃町35)で「物流のIT技術と荷役・建設機械のリスクアセスメント」をテーマに講習会を開催する。
内容は下記のとおり。
2月7日(木)
物流IT技術の最新動向と適用例
10.00~10.45/(1)インテリジェントIDタグを用いた物流管理システム
ここ数年,電子デバイス技術の飛躍的な発展により,小型・軽量、携帯型の情報記憶装置としてIDタグが物流管理システムに多用されている。ここでは配送センタでの使用事例を含めて最新の動向を紹介する。
(株)日立製作所 社会システム事業部 産業機械システム部 主任技師 松原弘一
10.45~11.30/(2)物流センターのIT化について
物流センター等の最新事例を紹介する中で、WMSやRF-ID等の最新情報技術の使用例や方向性・優劣について解説をする。
石川島播磨重工業(株) 物流システム事業部 コンピュータソフト部 課長代理 野口雅弘
11.30~12.15/(3)物流センターの合理化を実現させるWMS事例
SCM時代に要求される物流戦略をITとマテハンを融合し た物流専門メーカーならではのWMSで実現させた事例紹介。
(株)ダイフク ソフトウエア本部 SCM推進部 東部営業推進G 三浦 光
13.15~14.00/(4)通販・食品配送センタにおけるWMS事例
高度化する情報の中で、より高機能な物流システムをWMSを中心に再構築した配送センタの改善事例を紹介する。
住友重機械工業(株) 物流システム事業センタ システムエンジニアリンググループ 技術担当主任 宮谷高之
14.45~15.30/(5)自動認識の最新技術と将来展望
近年,技術革新により急速に低価格が進みつつあるRFIDを中心にした自動認識技術の最新動向及び将来の発展性を紹介する。
(株)デンソーウエーブ IDソリューション事業部 技術部 技術1室 室長 寺浦信之
15.30~16.15/(6)物流システムシミュレータの動向と事例
各種シミュレータを解説、分類し,今後の展開について考察する。また、自動倉庫等を対象にモデル、解析、活用について言及する。
(株)CRCソリューションズ 工学システム事業部 デジタルシミュレーション部
技術担当主任 斉藤伸也
16.15~17.00/(7)物流システムにおけるシミュレーション適用例
物流システム構築の際に、レイアウト・機器の仕様を決定するツールとしてのコンピュータシミュレーションを具体例をあげて紹介する。
川崎重工業(株) プラント・環境・鉄構カンパニー 産機ビジネスセンター 主事 武馬圭佑
●2月8日(金)●
荷役・建設機械へのリスクベースの適用と評価技術
10.00~11.45/(8)基調 リスクベースの工学/技術
リスクは,従来の信頼性と安全性に加えて、社会性と経済性をも包含した合理的な概念である。工学・技術の3本柱に対して、リスクベース設計、リスクベース製造とリスクベース維持管理の新しい考え方を解説する。
東京工業大学 大学院 理工学研究科 機械物理工学専攻 教授 小林英男
12.45~13.45/(9)リスクベースメンテナンスのクレーン設備への適用
リスクベースメンテナンスは検査・メンテナンス計画の最適化を図るツールであり、クレーン設備を対象にした考え方・手順及び診断例について述べる。
石川島播磨重工業(株) 基盤技術研究所 構造研究部 部長 富士彰夫
13.45~14.45/(10)リスク評価に基くクレーン統合化診断システム
クレーンの維持管理のための診断ツールとして、構造診断と機器診断を総合化し、各診断マニュアルとデータベース及びリスク評価に基く解析・評価を一体化した「クレーン総合化診断システム」について紹介する。
三菱重工(株)広島研究所 鉄構・土木研究室 主席研究員 藤井俊行
15.00~16.00/(11)クレーン作業のリスクアセスメント
クレーンのリスクアセスメントとして普及しているISO 14121,及び厚生労働省が公表している機械の包括的安全基準の中のリスクアセスメントについて概説する。また、現場のノウハウを勘案したクレーン作業のリスクアセスメント手法を紹介する。
独立行政法人 産業安全研究所 機械システム安全研究グループ 主任研究官 梅崎重夫
16.00~17.00/(12)情報化と建設機械―油圧ショベルの現状とIT化―
機械管理の情報化を目的に,汎用の油圧ショベルに稼動データをロギングするコントローラを備え,衛星通信等を用いて機械からデータサーバに転送し、稼動データの分析結果をインターネットを介して所有者等に配信するシステムを示す。あわせて最新の油圧ショベルについても紹介する。
日立建機(株) 土浦事業本部 中型建機事業部 主任技師 杉山玄六
定 員70名(申込先着順により満員になり次第締切り)
聴講料=会員および協賛団体会員20 000円(学生員5 000円)
会員外30 000円(一般学生6 000円).いずれも,教材1冊分代金を含む。
http://www.jsme.or.jp/0202070s.htm
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日本機械学会/「物流のIT技術と荷役・建設機械のリスクアセスメント」講習会開催
2002年01月28日/未分類
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