ITX、神戸製鋼所、日商岩井／工場向け資機材調達サイト「tradefield」がオープン

ITX（株）、（株）神戸製鋼所、日商岩井（株）は、企業が工場内で使用する資機材の調達を支援するウェブサイト、「tradefield（トレードフィールド）」を開設する。
「tradefield」は、電子化によって情報共有と購買業務の効率化を図るWeb-EDIと、ボーダレスな取引により新たなビジネスチャンスを提供するというマーケットプレイスの双方のメリットを併せ持った新しいサイト。
3社はITX内に「資機材eMP準備室」を設置し、事業化の検討を進めてきたが、1月28日から4月末
までバイヤーとサプライヤーとの間で無料の検証サービスを実施し、7月には事業会社を設立し、本格サービスを開始する予定。
検証サービスは、鉄鋼・化学・エンジニアリングといった異業種約10社の大手バイヤーと約100社のサプライヤーが参加し、ポンプとバルブの2品目及び一般加工品（製缶品、鉄骨類等）の取引に限定して実施する。
「tradefield」は、仕様品・メーカーの選定、見積から購買にいたる業務過程を標準化・簡素化する事
で、購買業務の効率化を実現。特に、仕様品の選定効率化のためにサプライヤーの製品データベ
ースを構築し、バイヤーは瞬時に自社の仕様に適合する製品を検索する事ができる。
また、約100社のサプライヤーを公開する事でバイヤーの購買範囲を拡大すると共にサプライヤー間の競争を促し、バイヤー企業の調達コストを10%程度削減する。
一方、サプライヤーもバイヤー同様、見積から販売にいたる業務過程が標準化・簡素化されると同時にこれまで取引のなかった新規バイヤーとの取引機会がネット上で生まれる。