日立製作所 、アバイア・インク ／CRM関連のネットワークシステム事業で協業

（株）日立製作所は、米国アバイア・インクと、CRMを中心とするネットワークシステムインテグレーション事業で協業契約を締結した。
またアバイアの日本法人、日本アバイア（株）と代理店契約を締結した。今回の協業締結により、日立によるAvayaのコールセンター関連製品の代理販売展開をはじめとして、今後は両社でネットワークシステム基盤や次世代通信手段、CRM関連ソリューションの共同開発も行っていく。
顧客情報やコンタクト履歴などの情報を一元管理・共有し、顧客満足度を向上させることで顧客との関係強化を図るCRMの有効活用が叫ばれている。
従来の電話やダイレクト・メールなどに加え、CTI(Computer Telephony Integration)技術やホームページ、電子メールといったインターネット技術を活用した顧客管理やマーケティング手法、セールス活動、商品開発へのフィードバックなどのニーズが急速に広がってきている。
さらには、SFA(Sales Force Automation)といったITを活用した営業部門の合理化、SCMなどのシステムと連携することによって、迅速な在庫確認や納期管理なども含めた、各種顧客サービスを向上させる統合CRM実現に向けたソリューションが求められている。
こうしたニーズを受け、日立とアバイアは今後、ITベンダーとして培ってきた日立のSI技術と業界でもトップクラスのAvayaのソフトウェアパッケージをベースにCRM関連ソリューションの共同開発を行い、国内のCRM市場を開拓していくことで合意し、今回の協業契約締結した。
日立は2005年に、AvayaのCTI製品を始めとするCRM関連製品の代理販売による40億円の売上を含め、フロント系CRMソリューション事業で500億円の売上を目指す。