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日立製作所/物流部門は日立物流の売上減少などで27%減

2009年07月28日/決算

日立製作所が7月28日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は1兆8929億100万円(前年同期比25.6%減)、営業損失505億9600万円(前期は776億9300万円の営業利益)、税引前四半期純損失808億2800万円(836億1500万円の純利益)非支配持分控除前四半期純損失907億6700万円(543億8000万円の純利益)、日立製作所に帰属する四半期純損失826億6500万円(315億5700万円の純利益)となった。

グループの売上高は、自動車や半導体などの需要減退と設備投資低迷の影響で、電力・産業システム部門や高機能材料部門などが前期実績を下回った。海外売上高も世界的な需要減少で、31%減の7922億円だった。

営業損益は売上減に伴い、前期比で1282億円悪化し損失となった。ただし2009年3月期第4四半期との比較では、固定費削減や原価低減などで48億円改善した。営業外損益は、半導体関連会社などの業績悪化による持分方損失の計上や為替差益の減少などで361億円悪化した。

各部門中、デジタルメディア・民生機器の売上高は28%減の2412億円、営業損失は134億円となった。需要減少で光ディスクドライブなどのデジタルメディア製品や、事業構造改革に伴う薄型テレビの海外販売チャンネルの絞込みが影響した。営業損益は売上減や価格下落の影響があったものの、プラズマパネルの外部調達化、海外販売チャンネルの絞込みでの赤字削減などで前期比で4億円改善した。前四半期との比較では493億円改善している。

また物流・サービス他部門の売上高は2130億円(27%減)、営業利益は25億円(35%減)。需要低迷で日立物流の売上が減少したほか、海外販社も減収となった影響を受けた。営業利益は売上減の影響で減益となった。

通期は売上高4兆1000億円(22.8%減)、営業利益300億円(76.4%減)、税引前四半期純損失1700億円、非支配持分控除前当期純損失2600億円、日立製作所に帰属する当期純損失2700億円を見込んでいる。

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