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大日本印刷とSAP/電子調達分野での協業

2002年02月28日/未分類

SAPジャパン(株)と米SAP Markets、大日本印刷(株)の3社は本日、国内における電子調達分野のSRMソリューションでの協業を行う。
SAPとSAP Marketsの製品を利用する日本のユーザ企業に、大日本印刷が電子カタログコンテンツの制作、配信、管理サービスを提供する。
(SRM=サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント。資材調達から販売に至る流れの管理方法。事業活動の川上から川下までを総合的に管理することで余分な在庫などを削減し、管理コストを引き下げる効果がある)
これを機に大日本印刷は、SAP Marketsとキーパートナー・プログラムを締結。このキーパートナー・プログラム締結により大日本印刷は、SAPのエクスチェンジ(電子取引)およびプロキュアメント(調達)ソリューションを導入しているユーザ企業に対し、電子カタログ構築の支援やコンサルティング・サービスを提供する。これにより、SAPのユーザ企業は、電子調達での商品選択の幅が広がるとともに、調達コスト削減の効果を増大させることが可能となる。
一方ユーザ企業と取引関係のあるサプライヤも、大日本印刷のサービスが利用できる。
大日本印刷はサプライヤと共同で、データの標準化技術と商品分類のノウハウで主要製品のデータをデジタル化し、企業間取引に対応させる。
大日本印刷は現在、顧客企業の膨大なデータベースをオンライン、オフラインの両方で管理するサービスを提供している。利用しやすく検索が容易な形式で、新規サプライヤの製品を迅速かつ効率的にオンライン化できるようにしている。
SAP Marketsの電子調達ソリューションを利用しているユーザ企業各社は、大日本印刷が構築しているサプライヤ・ハブを利用することができる。
(サプライヤ・ハブ機能=複数のメーカーやサプライヤの電子カタログデータを 統合的 に管理するサービス)
国内最大手で、世界でも有数の印刷会社である大日本印刷は、すでに多くのサプライヤを顧客として持ち、それぞれの企業に製品カタログなど情報メディア関連のサービスを提供している。
またSAPはERP(Enterprise Resource Planning)を中心とした業務システムの大規模ユーザをすでに多く抱えており、これらのユーザは巨大な購買力を持った企業でもある。大日本印刷のコンテンツサービスとSAPのSRMソリューションは、ここに有機的に統合され、B2B電子商取引の活性化と市場拡大に貢献する。
(ERP=エンタープライス・リソース・プランニング、これまで、企業内でセクションごとに散在し、個別管理されていた財務・人事・生産・物流などの情報リソースを一括管理すること によって経営の効率化を図るための手法)
SAP Marketsのキーパートナー・プログラムは、世界中の顧客企業に付加価値とサービスを提供し、成長を続けており、大日本印刷との提携は、非常に価値のあるサービスを加えるものであり、日本の顧客企業はコスト効率に優れたコンテンツ管理が可能になる。

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