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セイコーエプソン/全国8拠点でゼロエミッション(再資源化100%)達成

2002年03月25日/未分類

セイコーエプソン(株)の本社、プラスチックレンズ製造拠点の松島事業所、ウオッチおよびウオッチ部品製造拠点の塩尻事業所と岡谷事業所、液晶パネル製造拠点の豊科事業所、電子デバイス営業拠点の日野事業所、関係会社のセイコーエプソンコンタクトレンズ(株)、半導体製造拠点の(株)エプソン鳩ヶ谷の8拠点で、3月19日にゼロエミッション(再資源化100%)を達成した。
今回の8拠点の達成により国内事業所、国内の関係会社(製造拠点)としては19拠点、海外では4拠点がゼロエミッションを達成したことになる。
同社では、事業活動から発生する廃棄物を100%再資源することを「ゼロエミッションのレベル1」と定義して国内事業所、国内の関係会社(製造拠点)合わせて28拠点で 2003年度末までに、海外の生産22拠点全てで2004年度末までにゼロエミッションを達成する目標で活動を進めている。
今回ゼロエミッションを達成した国内6事業所では、合わせて年間約3200トンの廃棄物が発生していた。また、関係会社のセイコーエプソンコンタクトレンズ、エプソン鳩ヶ谷では合わせて年間約2800トンの廃棄物が発生していた。
再資源化の主な活動としては、液晶パネルの製造拠点の豊科事業所で発生する廃液晶パネルを種類により分別し、タイル、ブロックまたは、セメント原料として再使用化した。
プラスチックレンズ製造拠点、ウオッチケースの製造拠点で発生する廃溶剤は外部メーカーにより蒸留再生を行ない、一部の洗浄溶剤は製造ラインに戻して再利用している。
また、プラスチックレンズ研磨工程で発生するレンズ屑、研磨廃液は凝集沈殿した後、路盤材、ガス化溶融等に利用。さらに半導体製造拠点の関係会社エプソン鳩ヶ谷で発生する廃硫酸を硫酸アルミニウム原料に、廃アルカリのアンモニア水を排ガス処理剤に再利用している。
このゼロエミッション活動は1997年から活動を本格的にスタート。事業系の一般廃棄物は分別ルールを決め分別を徹底。これら8拠点の活動で、再資源化物の分別置き場の整備、排液濃縮装置、生ゴミ処理装置の導入等で約1億5000万円の投資を行った。
これらのゼロエミッション活動により、廃棄物の埋立処分時のコストと比較して、年間8800万円の費用を削減することができた。

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