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デロイト トーマツ コンサルティング/mySAP.com北陸電力の基幹業務システムに13カ月で構築

2002年05月23日/未分類

デロイト トーマツ コンサルティング(株)は、SAPジャパン(株)のSAP R/3システムを用いて、北陸電力(株)本社を含むグループ会社14社の統合基幹業務システムを構築、既存システムからのデータ移行を完了し順調にシステム稼動させた、と発表した。
これにより北陸電力は、電力自由化を迎えてあらゆる業務プロセスの効率化を進めている電力業界において、初めてグループ会社を含めた基幹業務システムへERP(統合パッケージ)の一斉導入を果たしたことになる。
今回のシステム導入は、会計領域(FI/CO/EC-CS)だけではなく、工事計画(PS)・購買管理(MM)・販売管理(SD)・給与管理(HR)など広い領域で、本体を含むグループ会社14社の社員を含む約1,800名が新システムを使用することになる。
このように幅広い範囲に及ぶERPの導入を効率良く、さらに短期間で実施するため、ERP導入方法論であるASAP(Accelerated SAP)を用い、2001年3月のプロジェクトスタート以来、13カ月という短期間で導入することに成功した。
北陸電力では、電力自由化時代を迎え、発電部門・流通部門・販売部門の各事業分野別の自律的な業務・意識改革に資する迅速な情報の提供、およびグループ全体を通した業務改革の推進、今後拡大が予想される電子商取引に向けた社内業務基盤整備の拡充を進めるため、グループレベルでの基幹業務システムを再構築した。
また、次年度稼動に向け、水力発電、火力発電,送変電、通信の各設備管理のために設備保全管理(PM)の導入も進めており、より広範囲での業務効率化を推進している。
なお、北陸電力ではこれらの開発に際し総額約40億円を投資し、年間10億円以上の経費削減が可能と見込んでいる。

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