IBM／PwC コンサルティングを統合

IBMコーポレーション(以下：IBM)とプライスウォーターハウスクーパース(以下：PwC)は、IBMがPwCのグローバル・ビジネス・コンサルティング兼テクノロジー・サービス部門であるPwC コンサルティングを統合する。IBMとPwC コンサルティングの統合により、最先端のテクノロジーを活用して、顧客の経営課題を解決しビジネスの成長を支援する、強固で比類ない体制を構築する。
両社は、IBMの取締役会とPwCのリーダーシップ・ボードによって承認された最終合意書を締結した。当合意により、IBMはPwCに、概算総額35億ドルを現金および株式で支払う。
この取り組みは、法律的な承認を得るとともにPwCのパートナー(共同経営者)の投票を通してPwCの各現地法人の承認を得ることを条件としており、9月末頃に完了する見込み。これによりPwC コンサルティングは、予定していたIPO(新規株式公開)を中止する。
2002年度の売上高が約49億ドル(予定)で3万人以上の従業員を抱えるPwC コンサルティングは、IBMグローバル・サービス部門の「ビジネス・イノベーション・サービス」ユニットと統合され、新しいグローバルな部門となる。