オリンパス光学工業／国内販売子会社を合併

オリンパス光学工業（株）は、同社連結子会社で医療機器、産業機器の国内販売を手がけるオリンパスプロマーケティング（株）を2003年4月1日付で合併する。
医療、産業分野は、技術革新がますます進むとともに、市場環境も大きく変化してきました。医療分野では、高齢化社会の到来、医療制度改革や急速な技術革新の進展など当社を取り巻く環境の変化が進んでいます。産業分野においても顧客企業の中国やアジアなどへの海外展開により、これまで国ごとに対応していた販売体制の見直しが急務となってきている。
このような状況から、同社では、将来にわたり強固な収益基盤を確立するために、医療、産業両カンパニーにおいて抜本的な体制強化が必要と判断し、統合を決定した。開発、製造から販売までを一体化することにより顧客原点の思想を追求するスピード最優先の事業展開を目指す。
今回の統合に際しては、オリンパスプロマーケティングのメディカル部門およびライフサイエンス部門を同社医療システムカンパニーへ、またインダストリアル部門を同社産業システムカンパニーへ移管する。
その他の部門の統合を含め約800人の全社員を同社に移籍します。関係子会社は同社がそのまま引き継ぎ、同社以外の企業との取引も引継ぐ。
今回の決定は、全事業領域に拡大するもので、国内で50年にわたり敷いてきた販売子会社体制を改め、2003年4月からは映像、医療、産業のすべてのカンパニーで開発、製造から販売までの一貫した事業体制を確立する。