NECは、「ソフトやサービスを含む全ての製品について、2005年度末までにグリーン調達比率100%」という目標を策定し、グリーン調達ガイドラインを見直すとともに、新しいガイドラインに基づく取引先アンケートを9月実施する。
改訂したグリーン調達ガイドラインの特長は、以下の通り。
1.NECが調達する(ソフトやサービスを含む)全ての製品が対象
2.「取引先企業の環境経営姿勢」、「製品の環境配慮」という2つの側面について、それぞれ「必須条件(NEC最低要求基準レベル)」と「評価内容(NEC要望レベル)」という2つの基準に分けて評価
3.必須条件を満足する取引先を「グリーン認定」し、2006年4月以降はグリーン認定先から100%調達
4.評価内容について「環境格付け(4段階)」を行い、コスト・品質・納期に環境格付け結果を加味して取引先を選定
5.電気電子機器に関する欧州規制案(いわゆるRoHS指令案)への対応を図るため、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムを2004年度までに全廃(臭素系難燃剤については、既に全廃達成済み)
6.含有物質調査については、「JEITA:グリーン調達調査共通化協議会」が本年4月に決定した「調査対象物質」、「調査フォーマット」を採用
7.環境管理システムの第三者認証(NEC要望レベル)については、「ISO14001(環境ISO)」だけでなく、環境ISOよりも1桁低いコストで比較的スムーズにシステム構築が可能な「京都・環境マネジメントシステム・スタンダード(KES)」も推奨
必須条件(NEC最低要求基準レベル)
下記要件を満足する取引先を「グリーン認定」
取引先要件 ・ 環境管理システムの構築
・ 製造工程使用禁止物質の不使用
・ 化学物質含有量調査への協力体制
製品要件 ・ 製品含有禁止物質の非含有
・ 製品含有全廃物質の全廃体制
評価内容(NEC要望レベル)
取引先および製品評価 ・ 環境管理システムの第三者認証
・ 製品環境アセスメントの実施
・ 地球環境保全への取り組み
・ グリーン調達の実施
・ 情報開示
上記を「環境格付け」として4段階評価し、調達ボリュームに反映
Aランク (環境保全に積極的) → 優先取引促進
Bランク (Aに次いで積極的) → 優先取引
Cランク (取り組み不足) → 取引縮小
Dランク (必須条件未達:※) → 取引中止へ
(※:グリーン認定の無い取引先)
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日本電気/グリーン調達拡大
2002年09月04日/未分類
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