エステー化学／生産拠点の集約と人員の再配置

エステー化学（株）は、生産体制の効率化を目的に生産拠点の集約と人員の再配置を実施する。
同社は、98年より「品種の絞り込みによる生産品目の見直し」や「製品のアウトソーシング化」「グローバルアライアンスによる開発輸入」等の施策を推進している。
これに伴い、自社工場の生産高は年々減少の傾向にあり、九州工場及び福島工場における、それぞれ2か所ずつの生産拠点を併存させる事業メリットが失われ、生産体制の効率化を目的に、生産拠点の集約とそれに伴う人員の再配置を実施する。
生産拠点の集約
・九州工場小倉を九州工場門司へ統合し、福島工場平田の福島工場いわきへの統合を2002年（平成14年）12月より実施。これにより、国内工場は3工場5拠点から3工場3拠点に集約。
・九州工場小倉、福島工場平田は、生産ラインを残る3拠点に移設し、11月末閉鎖。工場跡地は、売却の方向で検討。
人員の再配置に伴う希望退職者募集
九州工場小倉、福島工場平田の閉鎖に伴い、九州工場門司、福島工場いわき及び埼玉工場も含めた全工場で人員の再配置を行い、国内工場全体で希望退職者募集（30名）を実施。一部のパートタイマーは雇用契約を解消する。