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国土交通省/燃料電池バス利用の実証試験開始

2002年09月29日/未分類

国土交通省は9月27日、トヨタ自動車(株)、日野自動車(株)から申請のあった水素を燃料とする燃料電池バス(4台)について、試験自動車として国土交通大臣認定を行い、これにより燃料電池バスの公道走行が可能となった。燃料電池バスの認定及び公道走行は国内で初めて。
国土交通省の認定を行った燃料電池バスについて、トヨタ自動車、日野自動車、東京都、関係省庁等と連携しつつ公道走行試験を実施し、一般へ燃料電池バスの有益性等の周知に努める。
また、燃料電池バスの早期実用化を図るため、公道走行により取得した燃料電池バスの燃料消費率、耐久性等の各種デ-タを利用し、独立行政法人交通安全環境研究所を中核的研究機関とした「次世代低公害車開発促進プロジェクトにおいて、燃料電池バスの安全・環境に係わる技術基準等の整備を図る。
なお、水素を燃料とする燃料電池バスは、窒素酸化物や二酸化炭素などの排出ガスが全く排出されないという特徴を持つため、次世代の公共交通を担うクリ-ンな低公害バスとして有力視されており、昨年12月に策定された環境自動車開発・普及総合戦略会議の報告書や本年5月に策定された副大臣会議燃料電池プロジェクトチ-ムの報告書においても、燃料電池バスの実用化促進の必要性について述べられている。
水素を燃料とする燃料電池自動車の概要
<主要諸元>
製作者:
トヨタ自動車(株)
日野自動車(株)
用途:乗合
乗車定員:60人
長さ:10.515メ-トル
幅:2.490 メ-トル
高さ:3.360 メ-トル
燃料:高圧水素ガス
最高出力:80キロワット×2個(109馬力×2)
最高速度:80km/h
大臣認定日:平成14年9月27日
試験自動車の大臣認定制度について
燃料電池自動車等の安全上及び公害防止上の基準が定められていない試験的に製作された自動車は、通常、公道を走行することはできない。このような試験自動車については、基準の策定・改善を目的として公道走行による試験ができるよう、必要な条件を付し試験自動車の大臣認定を行っている。これまでにも、液化天然ガス(LNG)自動車、メタノ-ルを燃料とする燃料電池自動車等が認定を受けた。
なお、大臣認定を受けた自動車には一般の自動車と同様にナンバ-プレ-トが付けられる。

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