LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

SAPジャパン/自動車部品業界向けソリューションを拡充

2002年09月29日/未分類

SAPジャパン(株)は、自動車部品業界向けのソリューションを拡充し、パートナー16社との協業により大手・中堅企業における基幹業務システム構築を短期、かつ低コストで導入するテンプレート(ひな型)の開発支援プログラムを開始した。
今回の開発支援プログラムは、自動車部品メーカーの基幹システムに必要とされる基本要件とSAPが持つノウハウをシステムに盛り込んだ、自動車部品業界向けベーシック・モデル(BMAS-II=Basic Model for Automotive Supplier -II)。
協業パートナー各社は、自動車部品業界向けソリューションの開発および提供をより幅広く行うため、このBMAS-IIを核に独自のノウハウやツールを付加して製品版テンプレートを各自開発し、多様な顧客ニーズにきめ細かく対応したテンプレートを提供する。
国内自動車部品メーカーは、完成車メーカーの世界最適調達ニーズに応えるグローバルサプライチェーンへの対応や海外拠点生産力増強に伴う、部品メーカー自身の欧米への進出の加速、さらに世界市場の生産拠点として、今後 最も大きな市場拡大が見込まれる中国・アジア地域への早急な展開が求められている。
SAPジャパンでは、こうした大手・中堅規模の自動車部品メーカーのニーズに対応するために、日本の自動車部品業界向けソリューションを拡充し、短期間に低コストで全社統合システム構築や、海外拠点立上げを視野にいれたSAP導入を実現するテンプレート(ひな型)の提供が不可欠と考え、本プログラムの準備をすすめてきた。
なお、BMAS-Ⅱをベースとした自動車部品業界へのソリューション提供に関してSAPジャパンと協業していくことを表明しているパートナーは、アクセンチュア(株)、KPMGコンサルティング(株)、ゲダスジャパン、コンパックコンピュータ(株)、(株)システムブレーン、住商情報システム(株)、大興電子通信(株)、デロイト トーマツ コンサルティング(株)、(株)電通国際情報サービス、東洋ビジネスエンジニアリング(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所、PwCコンサルティング(株)、三菱電機インフォメーションシステムズ(株) 合計16社。
BMAS-IIの概要
自動車部品メーカーの基幹システムに必要とされるほぼ全ての基本要件が満たされており、主に、財務会計、管理会計、製品原価管理、原低管理、販売管理、試作品作成、量産品・サービス部品管理、輸出入管理、生産管理、調達、購買管理、在庫管理等の機能をリアルタイムに統合し提供。またこれには、グローバル・ビジネスへの対応として、国際会計基準での会計レポート作成、多通貨・多言語対応等が含まれている。
BMAS-IIの特長
自動車部品業界における多様な生産シナリオへの対応
・見込生産、半見込生産、繰返生産、個別受注生産
・外注管理、型管理、仮単価管理、原低管理..等
・事業計画シナリオ、試作品シナリオ
・内示~確定/ かんばん対応(インバウンド、アウトバウンド)
自動車部品業界における原価管理、会計処理の標準シナリオへの対応
モデルを稼動させるために必要な仕様書、文書類一式の提供
営業支援・自己学習用各種データおよび文書類の提供
開発・導入費用の約20%削減が実現可能。(見込み)

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース