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日本通運/韓国スーパーラックシッピング社と輸送提携

2002年10月06日/未分類

日本通運(株)は、韓国の特殊貨物の輸送専門会社(株)スーパーラックシッピング社が世界で最初に開発した、高さの調節が可能な特殊なフラットラック(商品名:スーパーラック)を利用した海上輸送の日本での販売代理店契約を締結した。
従来、コンテナに積載不可能なかつ大貨物をコンテナ船で輸送する場合、フラットラックを利用しておこなっているが、ラックの高さを超える背高貨物を積載した場合には、ラックの上へのコンテナの積み上げが出来ず、デッドスペースが発生する短所があった。
また船積み、取り降ろし時には、ガントリークレーンでの荷役が出来ず、別のクレーンを用意しての荷役作業を行う必要があった。
今回のスーパーラックは、従来型のフラットラックに対して最大1.5mまでラック自体が高くなるように調節可能で最大3.4mの高さの貨物が積載可能で、さらに30トンの貨物を積載した状態で最大7段まで積み上げることが出来るよう設計されている。
通常のコンテナと同じガントリークレーンでの荷役作業が可能となり、コンテナを積み上げ出来ることでデッドスペースが少なくなり、船への積み付けの自由度が高まるため、輸送船舶を適宜に確保することが可能になる。
荷主にとっては、デッドスペースが発生することと、別のクレーン作業によるコスト高を少なくすることができ、船会社にとっても、通常のコンテナの引き受けと同様であるため、荷役時間が短縮できるなど、荷主・船会社どちらにもメリットのある商品となっている。
同社では、9月末よりスーパーラックを日本に導入し、スーパーラックの利便性を紹介しながら、10月より本格的な営業活動を行う。

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