兼松エレクトロニクス(株)(以下:KEL)は、インターネットを使った食品の安全情報開示サービス「Be-Tracer(ビー・トレーサー)」を開始した。
本サービスは、畜産や農産物などの生産者情報をデータセンターに登録しインターネットなどを利
用して流通業者や消費者に対して食品生産者の情報を公開するサービス。
今回の食品情報データセンターの構築にあたりKELは、北海道電力グループの(株)アイ・エス・ティ北海道(以下:IST北海道)の運用する北海道インターネットエクスチェンジデータセンター(以下:H-IX データセンター)内に生産者情報データベースと情報公開用サーバーシステムを設置、(株)アシストとの共同開発によりWeb上での情報配信システムを構築した。
サービス概要
経済のグローバル化が進む中、海外輸入食品による価格競争激化の問題やBSE 問題による食品の安全性が問われる昨今、消費者自身が食品の生産/製造情報を元に食品を選択する環境整備(トレーサビリティ)が求められている。このような背景から、KEL は生産者、消費者の相互にメリットをもたらすビジネスモデルをプランニングし、IST北海道、アシストと協業にて今回の食品情報開示サービスASP 事業のためのシステムと販売体制を構築した。
KEL が生産者側で登録する食品情報データベースの構築、アシストの提供するソフトウェア「Actuate」をベースとしてWeb 上でのセキュアな情報配信システムの構築および本サービスの営業展開を行う。
本システムのデータセンターとして、H-IX データセンターの信頼性の高いインターネット環境を利用し、食品情報を消費者へ提供し、北海道の豊富な食品生産物の安全の付加価値を高め食品のブランド力向上を支援する。
今回の情報サービスの開始にあたり、第一弾として、十勝清水農業協同組合様から出荷される(食肉)情報を食品情報データセンター〈Be‐Tracer(ビー・トレーサー)〉側で預かり、インターネットにて肉牛個体情報の公開をスタートする。
今回構築した配信システムは、JA十勝清水町ホームページからのリンクでは全出荷情報を、出荷先ホームページ(生活協同組合コープこうべ様)からのリンクでは入荷分のみの情報提供を行う。
今後、食肉に限らず各種生産者からの希望により情報データベースを構築し、食品生産者の情報ポータルサービスとして展開を広めていく。
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兼松エレクトロニクス/食品の安全情報開示サービスを開始
2002年11月07日/未分類
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