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日本電気/経理情報システム、SCMシステムとの連携で「新営業情報システム」稼動開始

2002年11月21日/未分類

日本電気(株)は、新たに構築した経理情報システム「NAVi(New Accounting system for Valued and agile management:ナビ)」や、ソフトウェア・コンピュータ・パソコンなどの各SCMシステムとのリアルタイムかつシームレスな連携を図り、社内の業務プロセス統合を実現した新営業情報システム「BEAT(Business Empowerment system for All SubjecTs:ビート)」を構築し、ことし11月から本格稼動した。
NECでは、「BEAT」の活用により、顧客への製品・サービス提供のリードタイム短縮を実現し、ソフトウェア・SIサービスについては従来の最大2分の1、ハードウェアについては従来の最大3分の2に短縮する。
また、多角的な情報分析やナレッジマネジメント活用などにより、顧客に対する提案力の強化を実現。さらに、営業実績やプロジェクトごとの収益管理などの経営指標をリアルタイムで把握可能とし、管理業務の効率化とともに、意思決定の迅速化を実現する。
「BEAT」は、UNIXサーバをはじめとするグローバルスタンダード製品を採用しており、24時間365日稼動および1万人を超える利用者を前提とした「オープンミッションクリティカルシステム」。NEC自らのシステム構築・運用管理ノウハウを蓄積し、顧客に対する「オープンミッションクリティカルソリューション」の提供拡大を推進していく。
「BEAT」の主な特長
経理情報システムやSCMシステムとの連携により、業務プロセス統合を実現
新経理情報システム「NAVi」や、ソフトウェア・コンピュータ・パソコンなどの各SCMシステムなどとのリアルタイムかつシームレスな連携により、社内の業務プロセス統合を実現した、新営業情報システム「BEAT」の導入により、以下のような効果を見込んでいる。
(1) リードタイム短縮と顧客に対する提案力の強化
「BEAT」と各SCMシステムとの連携により、営業局面での最新情報と生産局面での最新情報の相互活用を可能としている。これにより、顧客の希望納期にあわせたPULL生産や、業務プロセス管理に基づく各種手配作業の効率化などを可能としており、ソフトウェア・SIサービスについては従来の最大2分の1、ハードウェアについては従来の最大3分の2と製品・サービス提供リードタイムの短縮を実現することができる。
また、マーケット情報・プロジェクトの内容・製品情報などをDWH(データウェアハウス)によって多角的に分析可能としているほか、営業要員向けの「営業力21」およびSE向けの「InSite(インサイト)」の2つのナレッジマネジメントシステムとの連携などにより、顧客ニーズを的確にとらえた提案を行なうことで、顧客満足度の向上を実現可能としている。
(2) 管理業務の効率化と意思決定の迅速化
新経理情報システム「NAVi」において、受注・生産・売上・出荷・入金などの実績情報・進捗情報を把握し、その日のうちに計上、翌日には更新された経営管理情報を各部門で入手可能としている。これにより、単独決算では実働2日、連結決算で実働3日でのデータ収集を実現し、スピード決算を可能としている。
「BEAT」では、「NAVi」と連携することで、部門ごと・プロジェクトごと・個人ごとに、売上や原価、GP(粗利)などの実績情報・進捗情報をリアルタイムに把握可能としている。これにより、管理業務の効率化を実現できるとともに、マネジメント要員による意思決定や次の経営戦略策定の迅速化を実現することができる。また、営業要員一人一人にコスト意識を徹底することが可能となり、収益力向上を実現することができる。

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