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川崎重工業/第二バンコク国際空港向け旅客手荷物処理システム受注

2002年12月08日/未分類

川崎重工業株(株)は、タイ国の新バンコク国際空港会社(New Bangkok International Airport Co.Ltd.、以下:NBIA) が現在建設を進めている第二バンコク国際空港(スワンナプーム国際空港)向け旅客手荷物処理システム(Baggage Handling System:以下BHS)を、ITO(イタリアン-タイデベロップメント、竹中工務店、大林組)共同企業体より受注した。
BHSは空港旅客ターミナルビル内に設置されるもので、旅客ターミナルのチェックインカウンターで航空会社に預ける手荷物を、荷さばき場へ搬送して出発便ごとに仕分けを行ったり、到着便の荷さばき場から引渡場への搬送を行うなど、手荷物の受入・一時保管・積付・搬出を行う設備であり、旅客ターミナルの中核となるシステム。
今回受注したBHSは、チェックインコンベヤ、搬送コンベヤ、自動仕分けシステム、乗継手荷物処理システム、早着手荷物処理システムなどから構成されている。
特にコンベアの総延長約18km、チェックインカウンター数304ヶ所の大型設備であることから、ソータによる自動仕分け、バーコードによる自動読取方式を採用し、荷さばき作業の効率化を図った最新鋭の自動化搬送設備で、香港、シンガポール、韓国ソウル等のアジア地区のメガエアポートのBHSに匹敵する設備。
第二バンコク国際空港は、現在狭隘化しつつある現バンコク国際空港(ドンムアン空港)に替わる国際空港としてバンコク郊外(バンコクの東約30Kmにあるノングハオ)に建設を進めているもので、第1期開港時には3,700mの滑走路2本を持つ、東南及び東アジア地区において最大級の国際ハブ空港となる。開港は2005年夏ごろの予定で、完成後は年間約3,000万人の旅客が利用する予定。
同社のBHSは、これまでに国内初の24時間空港である関西国際空港をはじめ、フィリピン・アキノ空港、台湾中正国際空港、上海浦東国際空港など、大規模な国際空港向けに多くの納入実績がある。

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