川崎重工業は3月25日、香川県で建設していた坂出LNG向けのLNG基地を完成し、客先に引き渡したと発表した。同基地は、2006年2月に受注した四国初の大型LNG基地で、土木建築から機電設備まで一式を施工した。
基地の設備は、容量18万klの地上プレストレストコンクリート式LNGタンク、LNGの受入・払出設備、タンクローリーの出荷設備。着工からLNG第1船の受入まで約3年で施工し、総合試運転を経て引き渡した。
坂出LNGは、営業運転を開始し、四国電力坂出発電所への天然ガス供給を始め、坂出発電所では、天然ガスに燃料転換したボイラー発電設備の4号機に供給するほか、8月にはガスタービン発電設備の1号機にも供給を開始する。