LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

国土交通省/トランクルームサービスの推進と消費者保護に関する調査

2002年12月18日/未分類

国土交通省は「トランクルームサービスの推進と消費者保護に関する調査」をまとめた。
調査対象
<事業者アンケート>
北海道、宮城県、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、大阪府及び福岡県内においてトランクルームサービスを行う事業者(倉庫業者214、非倉庫業者359、合計573社に調査票を配付)
<利用者アンケート>
協力を得た事業者のトランクルーム利用者(事業者を通じて調査票を配付)
調査期間:平成14年10月中旬~11月中旬
回答数
<事業者アンケート>
倉庫業者110(回答率 51.4%)
非倉庫業者82(回答率 22.8%)
合計192(回答率 33.5%)
<利用者アンケート>
倉庫業の利用者136
非倉庫業の利用者191
合計327
■事業者アンケート調査の概要
設問:トランクルーム施設の設置形態
・倉庫業では、回答事業者の全数が「倉庫業法の登録をしている倉庫」と回答している。
・非倉庫業では、「屋外のコンテナ」と「専用の建物」が40.2%と多く、次いで、「マンション等の建物の一部利用」18.3%の順になっている。
設問:トランクルーム設置場所の警備体制
・倉庫業のほとんどは「自社で整えている」、「警備会社に外注している」、「機械による警備・監視体制を整えている」のいずれかの警備体制をとっている。
・これに対し非倉庫業は、上記の警備体制の他に週1回程度巡視する又は「特になし」とする回答が31.7%ある。
設問:トランクルームの物品の出し入れ方法
・倉庫業では「自社のスタッフが保管・収納作業を行う」と「スタッフ立会のもと利用者が保管・収納作業を行う」を合わせると70.9%である。また、「利用者の自己責任において、保管・収納作業を行う」の回答は4社あったが、いずれも管理人やスタッフを現地に配置している。
・これに対し非倉庫業では「利用者の自己責任において、保管・収納作業を行う」が70.7%と大多数を占めており、際立った違いがみられる。
設問:保険等の加入
・倉庫業では「利用者の反対がない限り、損害をてん補する火災保険に貴社自身が加入する」が88.2%と最も多い。
・これに対し非倉庫業では回答が分散しており、「利用者の反対がない限り、損害をてん補する火災保険に貴社自身が加入する」は18.3%にとどまっている。
■利用者アンケート調査の概要
設問:トランクルームサービスを利用した理由
・倉庫業では、「住居(事務所スペース)が手狭になった」が50%で最も多いが、非倉庫業と比べて、「貴重品の保管」33.8%や、「特殊な保管施設での保存が必要」19.9%の回答が多くなっている。
・非倉庫業では、「住居(事務所スペース)が手狭になった」が69.6%で最も多く、次に「引越しのため」の22.5%が多い。
設問:トランクルームサービス事業者に関する情報の入手先
・倉庫業では、「知人や業者からの紹介」が59.6%と最も多く、非倉庫業に多い「看板等による表示」は7.4%と少ない。
・非倉庫業では、「看板等による表示」が50.3%と最も多く、逆に「知人や業者からの紹介」は17.3%と少ない。
設問:トランクルームサービス事業者を決める際に重視した項目
・倉庫業では、「会社の信頼性」が83.8%と最も多く、次いで「トランクルーム所在地の交通利便性・距離」67.6%、「保管・収納施設の性能」60.3%の順になっている。
・非倉庫業では、「トランクルーム所在地の交通利便性・距離」が79.1%と最も多く、次いで「自ら荷物の出し入れができること」が67.0%と多い。
設問:トランクルームサービスに対する評価
・倉庫業、非倉庫業ともに、「契約の手続き」、「窓口及び担当者の対応」の満足度が高く、「利用料金」、「料金のしくみのわかりやすさ」の満足度が比較的低い。
・また、「保管・収納施設」や「保管・収納品の管理方法」では倉庫業の満足度が高い傾向を示している。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース